【真剣!野良仕事】[190=スイカ・メロン プロジェクト6]

2012.7.31(火)
今夏も岩手にスイカ、送りました
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↑7月28日。この日、収穫したスイカは10個、メロンも10個。「さて、先にスイカを二つ入れ、空きスペースにインゲンやキャベツ、オクラなどの野菜を小分けして入れていきましょう」とTさん。左の列は陸前高田行き、右の列が大船渡行き。内容をチェックして、ほぼ均等な野菜が入っていることを確認し、クッションがわりにワラを詰め、ネクタイも入れ、豆本も入れ、竹製ロング靴べらはボックスに入らなかったので別送。
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↑梱包を済ませ、宛先を記入して近くの宅急便扱い所へ。今夏はこれが第1便で、第2便はお米収穫後の10月を予定しています。

 4月28日(土)に大玉スイカ20株、プリンスメロン13株、ネットメロン3株、それに鳥害を受けにくいと言われている黒玉スイカ5株を定植し、今年のHSPはスタート。この件はすでに報告済みですが、先々週あたりからスイカ、メロンがようやく収穫時期に入り、Tさんと飯島さんの打ち合わせで、7月28日(土)に飯島農園としての被災地支援野菜第一弾とすることが決まりました。届け先は昨年同様、岩手県陸前高田市、大船渡市です。
 送り届ける品目はスイカ、メロン、インゲン、カボチャ、ナス、白ナス、キャベツ、オクラ、トウモロコシ。野菜以外ではラベンダーのサシェ、竹とんぼ、竹製ロング靴べら、豆本など。
 梱包作業をしながら、そう言えば昨年10月16日、遠野のボランティアセンターを経由して、陸前高田の気仙町長部地区に高校生の息子を連れてボランティアに行ったことを思い出していました。陸前高田の松原には塩っ辛い思い出があるのです。学生時代にあの美しい渚に寝そべり、蒼い海と背後の松原を眺め、感傷に浸かっていて、あやうく大波にもっていかれそうになり、しこたま海水を飲まされたことがあり、美しかった松原のことなど湧いて出る思い出を、ボランティアセンターの送迎バスの、陸前高田へ向かう行きの車中で、息子に話して聞かせましたが、聞いているのか無視しているのか、反応がありません。息子は魚のようにじっと目を開けて圧倒的な被災風景を見ているだけでした。ただただ無言で見入っていました。その呆けたような息子の顔を見られただけでも、連れてきてよかったと思ったものです。
 道路といわず、畑といわず、あたり一面に飛散したガラスの破片、金属片、木片などの瓦礫を拾い集め、分別する作業を終え、夕方前に作業を切り上げ、再び送迎のバスに乗り、遠野に向けて移動。途中、松原のあったあたりにたち尽くす「奇跡の一本松」を眺め、陸前高田をあとにしました。はじめてのボランティアで気疲れしたのでしょうか、帰途の車中では車窓から外を見るでもなく、息子は俯いているだけでしたが、トイレ休憩で立ち寄った道の駅に、気仙川の流れに添うように咲く桜並木と緑なす松原のワイドな写真が掲示されていて、その写真の前に立ちすくむよう見入っていました。どのように話して聞かせても、かつての陸前高田の美しい風景を伝えることはほぼ不可能ですが、優れた写真はそうした危惧をあっさりと覆すだけの力があるのですね。
 私事で恐縮ですが、そうしたさまざまを思い出しつつ、6個の荷物を檜山さんと一緒に軽トラに積み、宅急便扱い所へと運び、第一弾を終了しました。
 いろいろな野菜を提供していただいた飯島農園のみなさま、ありがとうございました。炎天下、梱包をお手伝いいただいたみなさま、ありがとうございました。
by 2006awasaya | 2012-07-31 13:07 | 真剣!野良仕事


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