【真剣!野良仕事】[203=カメムシ発見]

2013.7.29(月)

出穂の穂先にカメムシ発見!

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↑2013年7月28日(日)、我々の田んぼのすぐ上の田に、カメムシ発見。ハエも多く散見されたが、カメムシが多いのに一同ショックを受ける。出穂したばかりの穂先に鈴なりで留まっている姿も確認。これから開花して結実をスタートさせる最初の一歩でこのカメムシに舐められたり吸われたりしたら、結実どころか、枯れてしまうに違いない。
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↑なんだこれは! 病気か? カメムシを発見してのち、きっとカメムシ被害にあったイネも多くあるはずと、注意深く見て回ると、もうすでにカメムシ被害にあったような稲穂が見つかった。たとえばこの写真。


 今月末、7月30日(火)に八千代市にある我々が米づくりをしている一帯に、ラジコンヘリコプターによる水稲病害虫駆除を目的とした薬剤の一斉散布が行なわれるので、散布後1週間は田んぼに近づかないことにしました。
 どのような薬剤が散布されるかというと、主にいもち病発生予防の薬剤で、その他に害虫駆除にも効果的な薬剤が散布されるということがJA八千代市のホームページに掲載されていて、散布エリアが地図でわかるようになっています。
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↑八千代市植物防疫協会のホームページに掲載されている散布エリアマップ。

 ところが、昨年まではどのような薬剤が散布されるのか、薬剤名が記載されていましたが、今年は薬剤名は記載されておらず、注意書きとして
「散布区域の水田に隣接する通学路や住宅等に薬剤が飛散しないよう十分注意し散布を行いますが、散布中は散布区域への立ち入り、農道の通行は避けて下さい。なお、散布後も1週間程は水田に立ち入らないよう、ご理解ご協力をお願い致します」とあり、問い合わせ先八千代市植物防疫協会の電話番号が記載され、細かな内容は電話で問い合わせる方式に変更されています。
 そこで、「八千代市植物防疫協会」を検索。すると、こちらのページには使用薬剤が明記されていました。アミスタートレボンSEとイモチエーススタークル粒剤の2種。

 注意事項として、こちらのページには寄り具体的な注意喚起が明示されていて、以下のように説明されています。

 使用薬剤は、農薬取締法に基づき空中散布用として登録されている、より安全性の高い薬剤を使用し、散布区域の水田に隣接する通勤、通学路及び学校、住宅地等に薬剤が飛散しないよう十分注意して早朝に散布していますが、次の点に注意し、ご協力をお願いします。
(1)散布地域には旗を立てますので立ち入らないで下さい。
(2)散布後一週間程度は、水田には立ち入らないで下さい。
(3)散布中は農道など散布区域内の通行や新川遊歩道付近での釣りは避けて下さい。
(4)散布中の児童等の通学には農道を通らないようにお願いします。
(5)万一、薬剤を吸い込んだり、身体にかかってしまった場合は、うがいや石鹸などですぐに水洗いしてください。気分が悪くなる等の症状が出た場合は、必要に応じ医師の診断を受けられるようお願いいたします。

 我々の田んぼは除草剤やその他の薬剤を使わずにお米づくりをしていますので、事前に八千代市農協に対し、「我々の田んぼには薬剤を散布しないでください」と申請し、受理されて、薬剤を散布しない田んぼであることをラジコンヘリコプターのオペレーターに分かるよう、目印としてオレンジ色の旗を田んぼの四隅に立てましたので、今回の薬剤は直接的には掛かりません。どのような散布の具合かは2年前にボクのブログ(「ラジコンヘリによる農薬空中散布」)で紹介していますので、参照してください。生え揃ったイネの上空約2〜3メートルを維持しながら金属的なモーター音を響かせて、ラジコンヘリをコントローラーでオペレーションするオペレーターともう一人の係員2名一組で散布する様子を掲載しましたので、そちらをご覧ください。我々の田んぼには薬剤を散布しない旨、オレンジ色の旗を四隅に立てていますが、すぐお隣りの田んぼには薬剤が散布されるわけですから、風向きによっては薬剤が飛散するに違いなく、「無農薬で作っています!」なんて胸を張れる米づくりにはなっていないのです。ただし、注意事項に説明してあるように、より安全性の高い薬剤と書かれていても、薬剤は薬剤。メンバー各位は、できるだけ薬剤は浴びたくないので、散布予定日7月30日(火)前に畦の除草だけでも徹底的に済ませておこうということになり、7月28日(日)の早朝から昼まで、草取りに励んだのでした。

 7月28日(日)。7:30から揚水する一方、刈り払い機と鎌で畦の除草し、すぐに大量の汗に堪えられずに休憩を取り、再び作業をし、この繰り返しを何回かした何回目かの休憩時に、メンバーの一人、Tさんが「穂が出ていますが、そのなかに黒っぽい穂もあるんですが、あれはなんでしょうかね」と、疑問を漏らしたのです。
 滴る汗をぬぐいながら一同、フリーズしたように一瞬表情をこわばらせ、Tさんを注視。
 一番早くフリーズが溶けた長谷川が、「Tさん、その黒っぽい穂って、どのあたりで見ましたか」と問い掛け、すぐにその現場に案内してもらったんです。
 なるほど、イネは出穂を始めていて、中には花を咲かせて籾殻部分を開けている穂もありました。その問題の穂は、授粉を済ませ開けていた籾殻部分を閉じて、実りへと向かう登熟初期の、少しばかり早熟のイネだったんでしょうか。
「病気じゃないといいんですが、一応、写真に撮って後で調べてみましょう」ということになり、この「黒い穂騒動」の後は、出穂を済ませた穂を鋭く観察しながら除草作業を続けたのでした。
 これだけきれいに除草したのですから、病害虫の住み処となる雑草は、これで向こう1週間、田んぼに立ち入らないとしても、生命力旺盛な雑草たちが景観を変えるほど、あるいはイネたちの姿を覆うほどには成長を進めることはなかろうと、現場から引き上げてきたのです。
 それにしても、イモチ病予防とカメムシなどの害虫を駆除する目的で明日、散布され、ここに紹介したカメムシらはきちんと殺虫されるでしょうか。それとも、薬剤が散布されない我々の田んぼに避難して命を生き長らえるのか。この件については8月11日(日)に除草作業が予定されていますので、その折に報告することにしましょう。
by 2006awasaya | 2013-07-29 21:31 | 真剣!野良仕事


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