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【真剣!野良仕事】[68=薫風コンサート ガムランの調べ 第3弾]

2008.4.22
薫風が駆け抜ける竹林会場への案内図
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↑この画面では分りにくいでしょう。pdfでお送りしますので、下記のアドレスにアクセスしてください。「ガムラン会場への地図、送れ」とでもしておいてください。リターンメールします。
hasegawa@office-saya.co.jp


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↑円卓って、おしゃべりするのには最適です。

 ガムランのコンサート会場は飯島農園の竹林です。去年の春は木管五重奏を開催しました。この冬、竹林整備を続け、さらにすっきりした竹林。そこに置かれた円卓を囲み、メンバーが「薫風コンサート」の打ち合わせを持ちました。こんな日だまりだと、侃々諤々丁々発止とはならず、おしゃべりに似た穏やかな雰囲気。
 で、おしゃべりの内容は、「ガムラン会場となる飯島農園への案内はどうしたらよいのか」という一点。豊富町ってどこ? 船橋在住者でも知らない人が圧倒的多数のはず。船橋市民になら、「アンデルセン公園、知ってるでしょ。あの近くなんだ」と、だいたいの地理関係を説明できるのですが、船橋市近隣市町村在住者に対して、「果たして来ていただくことができるでしょうか」。それには「やはり分りやすい地図が必要でしょうね」という穏やかな結論となり、ボク、先日の日曜日、半日掛けて作りました。作っているうちに、これで果たして来られるだろうか、不安は増す一方ですが、大量の興味と好奇心を持たないと来られないんじゃないかなと、今も思っています。

 公共交通の案内だけ説明します。ふた通りの路線があります。

1=新京成線・東葉高速鉄道の北習志野駅から小室駅行きorセコメディック病院行きバスで約20分のリッチランド豊南郷で下車、徒歩3分。
当日5/18(日)の北習志野駅発バス時刻=小9:21、セ9:46、小10:16、セ10:51、小11:11、セ11:56、小12:21、セ12:46

2=北総鉄道の小室駅から北習志野駅行きバスで約20分のリッチランド豊南郷で下車、徒歩3分。
当日5/18(日)の小室駅発バス時刻=9:10、10:10、11:10、12:00

 リッチランド豊南郷で下車したら、畑越しに竹林が見えていると思います。しかしながら、畑を横断する訳には行きません。ぐるりを見回すと、「味菜畑」という看板が見えませんか。産直の販売センターで、そこに案内のスタッフがいますから、なにはともあれ、「味菜畑」を目指してください。そうそう、「あじさいばたけ」と読みます。この味菜畑からコンサート会場の竹林まではものの1分です。お待ちしています。

バス停からガムラン会場への道順
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↑リッチランド豊南郷のバス停です。北習志野駅前からバスに乗って約20分ほどです。この案内板は厳密にいうと小室駅から北習志野駅・船橋駅行きのバスで下車する際のバス停です。
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↑リッチランド豊南郷のバス停はこんな環境です。路線バスの道ですから長閑な田園にふさわしくないほど、交通量があります。大型のトラックも走っていますから、ああ、いい風景だなどと寛がず、十分に気をつけてください。とくに小さなお子さんを同行されている場合は要注意です。並んで歩くと怖いくらいですから、一列縦隊で歩いてください。
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↑リッチランド豊南郷のバス停を下りたら、竹林が見えます。この写真に写っている竹林がガムランコンサートの会場です。ですが、いま、ニンジンと左手前にネギが植わっている畑の中に道はありませんから、大きく迂回するように農産物の直販所「味菜畑」を目指します。
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↑バス停から徒歩1分もすると、この看板が見えます。100m先と書いてありますが、50mもありません。意外に近いです。
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↑味菜畑の前を通り過ぎ、10mほど行くと、この大きな木が目に入ります。黐という樹種だそうです。植物図鑑では「モチノキ」と読むそうです。白川静先生の『字統』によると、音読みで「チ」、訓では「とりもち」「ねばる」とあります。どちらにしても、難しい樹木名のひとつですが、この木の手前を左に入ります。
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↑タクシーが顔を見せているこの細い道がガムラン会場へつづく道。この道幅ですが一方通行ではなく、双方向の道なので、車を運転して来られる方は、余程になれないと怖いくらいです。ここから会場までは徒歩1分もかかりません。さあ、当日、お待ちしています。
by 2006awasaya | 2008-04-22 11:18 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[67=サニーレタス報告]

2008.4.21
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↑これが伝統的な苗作りのための踏み込み温床だ。大きさは畳1帖ほど。

踏み込み温床で作ったサニーレタスの苗

長谷川 これ、なんです?
山 田 踏み込み温床っていうんです。
長谷川 踏み込み? 踏み込み、なんです?
山 田 温床。
長谷川 オンショウって、どんな字書くの?
山 田 温かい苗床。
長谷川 ああ、温床ね。
山 田 ええ。
長谷川 ところで、この寒風吹き荒ぶ戸外で苗が出来るんですか、この温床で。
山 田 ええ。曇ってますよね、外気との温度差が大きいから、こんなに曇ってるんです。このビニールの中に温度計があるので、ええと、今何度かって言うと、ええと28度、ですか。土の中はもう少し温かいかな。
長谷川 うわあ、ほんとだ、28度。この寒さの中で28度って、すごいですね。

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↑ご覧の通り、28度を示している温度計。とにかく寒くて、ほんとうはもっともっと、山田さんから踏み込み温床の話を聞きたかったんだけど、寒くて寒くて、話の腰を折るようにして腰を屈めてごめんなさいをして帰り急いだ。

 こんな立ち話をしたのが2月2日のことです。この日は特に冷え込みがきつく、夕方から雪がちらつき、翌2月3日は雪が積もったほどの寒い日でした。首都圏全域で路面スリップによる交通渋滞、鉄道は運休。そんな大寒波が到来したまさにその日も、踏み込み温床の中はぬくぬくとした春だったのです。

長谷川 ビニールハウスで苗を作るんじゃないんですか?
山 田 ビニールハウスでは暖房が必要になりますが、この踏み込み温床だと、落ち葉や牛糞などの発酵熱なので、燃料代がいらないんです。こんな寒い日でも温床の中はだいたい30度前後。昔はどの農家もこの踏み込み温床を作って、自分で苗を作っていたんです。
長谷川 この辺りでこのような温床を見たのは初めてなんですが、この近所の農家は踏み込み温床を作らないんですか。
山 田 ほとんど見掛けなくなりましたね。でも、農家にとっては苗作りはとても大切なことなんです。自分の考えですが、農作業の半分は苗作りって感じじゃないでしょうか。トマト、ナス、レタス、ブロッコリーなどの葉菜は種をじかに畑に播いて育てるんじゃなく、丈夫な苗を作ってから定植してるんです。この踏み込み温床で苗を作ると、いいことばかりなんです。しっかりした苗が出来ること、ビニールハウスがなくても、苗を作るのに最適な温度が維持できること、この温床は来年は堆肥として畑に戻せること、それに余計な燃料を使いませんから、地球に優しい。でも、ハウスで苗を作っている農家が圧倒的に多いですね。
長谷川 ビニールハウスなら温度管理が正確にできるのでしょうけど、こんな温床じゃあ、正直言って難しいんじゃないんでしょうか。どうやると温度が上がったり、下がったりするんですか。
山 田 踏み込みって言うくらいですから、稲ワラで囲んだこのスペースに何層も踏み込んで行くんです。落ち葉、牛糞、米ぬかも入れたかな。だいたい50センチくらいの厚さに踏み込んで行くんですが、踏み込みが強すぎると温度が上がらない、とか、牛糞を多く入れすぎると温度が上がってしまうとか、例えば、場所によって、こうやって温度計を差し込んで、この真ん中あたりは、ええと、30度を超してますよね、隅っこのここは、ええと、26度。圴一に混ぜると、均一の温度になるはずなんですが、それこそ、経験がモノを言うんですね、こうした温床作りには。失敗を重ねて、自分の温床を作る。自分の温床が出来れば、いい苗も出来るようになるんです。
長谷川 ああ、なるほど。

 山田さんの話を聞きながら、指先を温床に突っ込んでみる。すると、ほんのりとした温もりが感じられた。
 苗はサニーレタス。
 まだこのときは双葉がやっと出たくらいで、結球するタイプのレタスではなく、リーフレタス特有の、波打つ葉先がフレアーで波打ち、エッジが茶色っぽい色はぜんぜんない。でも、それから1カ月後の3月8日にこの踏み込み温床を覗くと、小さいながらサニーレタスの特徴をもうすでに、しっかりと体全体で実現している成長ぶり。そのかわいらしいこと。早く定植してくれと、おねだりしているようだった。

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↑3月8日。この日は気温も低くなく、陽射しもあったので、覆いのビニールははずされていた。そこで、記録のためにワンシャッター。見事にサニーレタスの身体的な特徴が見受けられる。

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↑3月22日。ウラウラぽかぽかの絶好の定植日和に作業を進める山田さん。
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↑ウラウラぽかぽかの絶好の定植日和に作業を進める竜平さん。

 3月22日(土)、この日は浮き浮きしたくなるほどの上天気で、畑を覗くと、山田さんと竜平さんがマルチシートを敷いた畝に定植し、トンネル掛けをしていた。聞くと、このサニーレタスは竜平さんがビニールハウスで作った苗だとか。
 山田さんが踏み込み温床で作った苗は、ボクらオーナー区画のメンバーに配られ、ボクはそれを12本、1週間遅れの3月29日に定植した。ただし、ボクはマルチシートもうまく張れず、トンネル掛けも一人ではとても出来ないこともあり、さらに加えて飯島さんから「サニーレタスは結構丈夫だから、万一、遅霜が下りても、多分ですけど、大丈夫なんじゃない」と言われたこともあり、定植した苗のあいだにワラをペグで固定して、長谷川なりの霜対策とした。

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↑ボクの区画に植えたサニーレタス。トンネル掛けができれば、してあげたかったんだけど、技能が追いついていないので、苦肉の策で保温兼防風のワラを添えて上げる。

 4月12日(土)、山田さんと竜平さんが定植したサニーレタスのトンネルにカメラを突っ込んで撮影。さすがプロが作ると、いい感じに育っていた。

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↑4月12日にサニーレタスのトンネルを覗いてみたら、立派に成育中だったので、トンネルの穴にカメラの銅鏡を突っ込んで何枚か撮ってみたうちの一番いい写真。

【山田さんからの追伸】
 温床の土はもちろん堆肥としても使えるのですが、腐葉土と籾殻薫炭と混ぜて来年の春の苗土になります。材料は落ち葉(雑木林の数種類の葉が混入したものが望ましい)、牛糞、野菜くず、オカラ、米ぬか、ですが、切りわらを入れるのを忘れてしまいました。僕の苗は皆さんが区画に植えたものと僕自身の畑に定植して出荷中です。
by 2006awasaya | 2008-04-22 00:09 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[66=ブルーベリー畑、誕生]

2008.4.7
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↑ブルーベリー定植に参加したメンバー。いい天気に恵まれ、午後からこのメンバーで一気に完了。

3年後が楽しみ!ブルーベリー畑

 おいしい野菜公園の事務局から、日々、さまざまな通信事項が流れてきます。発信人は総会で事務局長に選任された坂本さん。その坂本さんから以下のようなmailが配信されてきました。3月10日(月)のことです。

「飯島農園では、産直センター『味菜畑』隣接地に 果樹園(ブルーベリー畑)を開設予定です。3月中を目処に移植完了。予定は 100本程度。収穫可能時期は2〜3年後。飯島農園としては、ハーブ教室の吉本先生のお知り合いの方(群馬県小野上温泉近傍)のブルーベリー畑から100本程度を間引き、トラックでの移送作業を計画中です。4、5名以上の比較的元気のある人手が必要です。応援いただける方、いませんか」

 こうしたmailを伝言ボードに配信し、それをチェックしたメンバーが「はい、行きます」とか、「残念ですが、日程の調整がつかず、参加できません」とかの返事を出します。その集計結果で、さらに事務局長は作業を調整し、実行に移していくのです。

 ところが、予定していた3月20日(祝)は北海道東方沖で異常発達した低気圧の影響で、全国的に荒れ模様の天候になり、ニュースによると、空の便は半数が欠航。

 そこで、3月19日(水)の夜半、事務局長から以下のようなmailが流れてきて、ブルーベリーの苗木移植は中止となりました。
「明日の現地群馬のピンポイント天気予報によりますと、今夜〜明日はザーザーと本降りの雨で、夜まで傘が必須。また、明日は冷たい風が吹いて肌寒くなる(群馬県渋川市川島地区)とのこと。それゆえ、中止とさせてください」

 ボクは参加を希望していましたので、雨具や着替え等の準備をしていましたが、この連絡で晴耕雨読に切り替え、ちょうど豆柴が我が家にくる予定になっていたので、そちらにシフト。

 以上のような経過があって、4月3日(木)にて再設定。この日は平日で、ボクは仕事に追われ参加できませんでしたが、参加された有志で約100本の苗木を船橋まで持ち帰ってくれました。
 予定では4月7日に定植ということでしたが、この作業予定日も平日で人手が少なく、せっかく週末に集まっているメンバーも多数いるので、飯島さん、坂本さん、ハーブの先生の吉本さんの話し合いで、この日の午後から定植作業をすることに決定。定植予定地に移動し、前後左右に株の間隔を2.5mあけて定植していきます。

 ここで、ブルーベリーのお勉強。web上で検索すると、だいたい、以下のようなブルーベリーの特徴が見えてきます。
 1.他の果樹に比べて病害虫がほとんどつかない。
 2.異なる2品種以上を混植すれば実がよく成る。
 3.乾燥には弱いので多少湿っぽく管理すること。
 4.他の果樹より結実するのが早い。2~3年目位から収穫可。
 5.ピートモスを主にした酸性土壌に植える。
 6.挿し木により比較的簡単に増やすことができる。
 7.寒い地方から暖かい地方まで栽培が可能です。
 8.秋の紅葉も楽しめます。

 そうか、とにかく乾燥に弱いんだな、ブルーベリーって。2月末に近くのホームセンターで、最も初心者向けのラビットアイ系の「ウッダード」、ハイブッシュ系の「ブルーレイ」、「デキシー」の3種3本を購入。その際、調べたことです。

 ということは、現地群馬県の果樹農家で掘り上げた苗木は時間をおかずに定植して、しっかり水をやることが求められていたんですね。総勢16名でなんと2時間で定植完了。みなさま、お疲れさまでした。3年後が楽しみですね。
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↑ハーブの先生、吉本さんとブルーベリーの苗木。吉本先生によると、品種は原種に近いものだそうです。
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↑我が家のベランダのポットで育つブルーベリー。2008.4.6現在、蕾を持ったラビットアイ系ウッダード
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↑2008.4.6現在、わずかに蕾を持ったハイブッシュ系デキシー
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↑2008.4.6現在、ほんのわずか蕾を持ちつつあるハイブッシュ系ブルーレイ
by 2006awasaya | 2008-04-07 10:09 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[65=聞くに聞けない初歩的なコト]

2008.4.6
マルチシート掛けの途中でシートが終わってしまったら

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↑プロが張ると、こんな滑らかな鏡面仕上げになるマルチシート掛け。なかなかこのようにきれいに張れない。

 マルチシートを機械で張ると、表面が鏡のように滑らかで、空から見下ろしたら光の筋が幾何学的な模様となって、ひょっとするとナスカの地上絵現代バージョンと見間違えてくれる心優しいパイロットもいたりして。そんなことを思いながら、自分の畝は自分の手で張るので、シワが寄ったり、フワフワと風にはためいたりと、なかなか上手に張れません。
「ピンと張りつめてこそ、マルチなんであって、ぶわぶわじゃあ、なんの意味もない」と、飯島さんからクレームを付けられたばかりだけに、鏡面仕上げのマルチシートを見るだけで感服。
 プロがやる仕事って、いつも手際よく、ほれぼれ見とれてしまいますが、この日も、そんなプロの仕事を手伝いながら、ほれぼれと見とれてしまったことがありました。
 敷き始めはマルチシートのロールもまだまだ太くて、この先2往復くらいの畝に敷き詰めるのは十分に保つだろうけど、その先の畝に移ったら途中で終わっちゃうだろうな。ピーンと張りながらやっている作業だから、途中でマルチがなくなっちゃったらどうすんだろう、ゆるんじゃうしな。畝の1/4くらいでシートが終わっちゃったら、ひょっとして2穴分くらい新しいマルチシートを重ねてやり直すのかしら。これが兼ねてからの疑問でした。
 さてどうするんだろうと興味津々、じっと見ていたら、なんのことはない、マルチシートが終わったところで、一旦土寄せしてマルチシート掛けを終え、重ねることもなく、穴の間隔を合わせるように気遣いながら、新しいロールを機械にセットして、作業再開。
 実は4月5日(土)の午前10時、飯島農園の一坪農園にエダマメとトウモロコシを植えにやってくる人用のマルチ掛けで、飯島竜平さんがこともなげに、かねての疑問に答えてくれましたので、写真で説明します。
 こんなこと、プロから見れば当たり前すぎて、「なんて答えてよいものか。むしろヘドモドしてしまいそうなくらい超初心者級の疑問」なんです。疑問を発した人間の真意が汲み取れず、まるで異星人からの問いかけにどう答えたものか、思案に暮れるほど深刻な初級の問い掛けなんです。どうもご迷惑をおかけしました、竜平さん。
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↑マルチシートが終わったら、即、終わり部分の始末をつけます。ピンとシートを張ってから土でしっかり固定します。
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↑新しいロールからマルチシートを引っ張り出し、出来るだけ間隔を空けずにしっかりと端を押さえます。
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↑穴の間隔を揃えながら、しっかりと端を押さえます。
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↑作るものにもよりますが、ま、だいたいこんな程度。

 さてもう一つ、トウモロコシの播種とエダマメの苗の定植を終えた畝に、風よけのトンネルを被せますが、その支柱のポールをどの程度土にさしたらいいのだろうか。この点も分らなかった疑問。同じくプロの仕事を見ていると、実に手際よく畝のすぐ横にさし、畝の向こう側に回って天をさしているもう一方の端を掴まえてはプスッと土にさす。どんな見当でさすと、トンネルの高さが一定になるんだろうというのが引き続いての疑問。
 この疑問も素直にプロにぶつけてみた。すると、竜平さんはポールの端を触って、
「ここに擦り傷のような線が入ってるの、分ります? 今回はこの線を土の中にだいたい、これくらいさしてもらうと、トンネルの高さがこんのくらいになる。これもなにを作るのかによって、トンネルの高さが変わってきます。今回はこの線がこのくらい埋まるくらい、ポールをさしてください」
 そもそも、ポールにこんなガイドラインの線が入っていることなんて、全然知らなかった。そうか、だから、プロの作ったトンネルは高さが一定で、きれいだったんだ。
 いろいろ納得するいい一日だった。

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↑写真中央の一本をよく見てください。擦り傷のような線が6本、入ってるの、分ります? このガイドラインを目印にすれば、トンネルの高さは一定になるって訳。こんな簡単な約束事をきちんと理解してないと、農作業ってスムーズにいかないもんなのだ。
by 2006awasaya | 2008-04-06 23:23 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[64=恒例、竹林コンサート第2弾]

2008.4.5
青銅器の嵐!薫風が竹林を駆け抜ける!
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↑深川バロン倶楽部の楽人たちが集まった折の記念写真です。

 昨年4月7日(土)に、第1回竹林コンサートを開きました。ユニオンニューフィル千葉のメンバーによる『木管五重奏』でした。風が吹くとザワザワと葉を鳴らす竹林で、果たして音量の小さな室内楽の楽器が奏でる曲目を聞き取ることができるのかしらと、関係者一同、大きな不安を抱えて当日を迎えたものです。ところが、午前中は竹林を渡る風も多少あり、サワサワと葉の擦れる音を立てていたのですが、昼過ぎ、演奏が始まると、ぴたりと風はやみ、ほっとしたものです。
 あれから早1年。今年は同じ会場にガムランのチームが来てくれることになりました。逸見幸生さんというカメラマンさんが所属するガムランチームです。演奏の環境はバリに似た竹林です。

 ところで、1年前、竹林コンサートが終わって1カ月ほど過ぎた頃でしょうか、逸見さんと雑誌の取材で仙台松島に行ったおり、帰りの新幹線の車中でいろいろおしゃべりをしていたんです。最近はどんな仕事をしているのかとか、なにか面白い本はあったかとか、おいしい料理に出会えたかとか、そして、つい1カ月前に竹林コンサートをやったとかを、しゃべりかけてたら、逸見さんが「え、なんです、その竹林コンサートって」と急に興味を示してくれて。

 かねてから、逸見さんがガムランに興味を持っているということは、妻の小出から聞いていました。でも、おしゃべりしているうちに、逸見さんがただのガムラン音楽好きを通り越し、演奏をしているということが分ってきたのです。ガムラン音楽が好きな人って結構いるんですが、自ら楽器を演奏する人に出会ったことがなかったので、猛然と逸見さんというカメラマンさんに興味が湧いてきて、松島での仕事を終え、仙石線の松島海岸から電車に乗って、ずっとおしゃべりをし、間もなく仙台だってのに、もっぱらガムランのことに終始。さらに仙台駅で少しビールを飲んで、やがてやってきた新幹線に乗って東京に着くまで、さらにずっとガムランのことをしゃべり続けていました。

長谷川 それはそうと、逸見さん、月にどれくらいお稽古するんです? お稽古って、絶対必要ですよね、時には本番の演奏会のような心意気で練習することも、年に数回は必要でしょうね。ガムランって、独奏音楽じゃなく、合奏の妙と言うか、全員が合奏する快感を共有する面白さがありますよね。ピシャって合ったときの仲間意識って、それは凄いもんだろうな。それ以前に、ガムランのメイン楽器、名前はよく分からないんですが、要するに鉄琴。メロディラインを、右手に持った先っちょの尖った金槌でガンガンガーンと叩きますよね。すると、叩いたそばから左手で鉄琴を押さえて音を消して回る。ピアノに喩えると、右手は鍵盤、そのメロディーを左手が消音していく。ちょうどペダルを踏む動作を左手が受け持っている。盛り上がってくると、おそろしく速いパッセージを打ち鳴らしていきますが、鉄琴上で右手と左手が交差、錯綜して、それだけでもハイテンションになってきませんか。
逸 見 あれれ、長谷川さん、ガムランのこと結構知ってるんだ。おっしゃる通り、一人一人も大変難しい。それがチーム全員でピタッと揃ったときって、やっぱり幸福感に満たされますよね。私たち深川の冨岡八幡様で定期的に発表会を持っていて、ガムランの楽器も八幡様に部屋をお借りして、そこで練習もするんです。
長谷川 練習は野外の方がいいんじゃないですか。遠慮なく、ガンガン鳴らしたいでしょうね。しかもバリに似た竹林で練習したくないですか。
逸 見 そ、それはどういうこと?
長谷川 ええ、お察しの通りです。正式に逸見さんのチームに演奏会の出演を申し込むとギャラが必要ですよね。でも、ボクたちにはお金がない。でも、お金がないからといって、こんな身近にガムランに携わっている方がいるのに諦めるってのは、なんとももったいない。だめでもともと、無理は承知、非礼も承知で頼むのですが、いかがでしょうか、ガムランのパワフルでスピリテュアルな音楽を畑で働く仲間に聴いてもらいた。そこで改めてのお願いですが、竹林に練習に来てくれませんかというお誘いなんです。できれば、きちっと演奏会風に衣装なんかも決めて。そんな練習を、私たちの第2回竹林コンサートとして紹介させていただく。いかがなものでしょうか。
逸 見 自分の一存では決められません。お返事はいましなくてはいけませんか。
長谷川 いえいえ、頭の隅に置いておいていただければそれで十分です。

 要するに出演のギャラは払えない。その代わりに、気持ちよく練習しにきていただける環境は整備する。本番さながらの練習を竹林で開いてもらう。なんともちゃっかりしたお願いを、仙台から東京駅まで移動する車中で必死にしたのでした。ああ、こんな無理な話って、そうそうないですよね。自分でもなんて厚かましいんだろうと、嫌になるくらいでした。

 こんな無理強いのお願いをして、数カ月が過ぎた頃、逸見さんから「okです」のmail。ああ、世の中、素敵な人に満ちあふれている!
 その後、日程を打ち合わせたりして、竹林コンサートが実現するのです。題して「薫風コンサート ガムランの調べ」。2008年5月18日(日)の13:00からの予定です。期待してください。
 これについてはより詳しいことが決まり次第、またここに載せますので、5月18日(日)は船橋まで、ぜひ来てください。

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↑おいしい野菜公園2007の実行委員の松本さんから、「そうと決まったからには、お知らせするポスターなりチラシが必要になりますよね。長谷川さん、さっそくですが、作ってくれませんか」と依頼され、逸見さんからいただいた写真をポスターに仕上げました。
by 2006awasaya | 2008-04-06 14:38 | 真剣!野良仕事