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【真剣!野良仕事】[135=お米の話(13)]

2010.9.28(火)
神田収穫祭に出現した「かざし」

 9月24日(金)に、以下のようなmail。

 暑さは彼岸まで、寒さは彼岸から
 さて、激しい気候でなにかと取り込みの中、突然のご案内で恐縮ですが、明日25日(土)12時より、ビオトープ公園の10坪神田(「かんだ」ではなく「しんでん」と読みます)の収穫祭を執り行ないます。お祭りはにぎやかがいいですね、にぎわしてください。
 吉本さま、高橋さま、小関さま、阿部さま、金子さま、秋山さま、猪股さま、鷹島さまは春のお田植えに続きまして、稲刈りをお願いします。神事ですので、代替がききません。よろしくお願い申し上げます。長谷川さんにお願いです。秋山さんへの伝言、お願いします。畑田 空海山。


 「畑田 空海山」とは、何を隠そう飯島幸三郎さんの雅号で、ご本人は相当深々と気に入っている様子。

 収穫祭かあ。なるほど、いい思いつきなり!佳き企画なり!
 ところで、わが10坪の神田にて収穫祭を行なう前に、世間様ではどのような段取りで収穫祭を執り行なわれているのか、チェックだけはしておこう。畏れ多くも天皇家や伊勢神宮では収穫祭を「新嘗祭」と呼んでいたはず。

 まずはその新嘗祭を『広辞苑』で調べてみよう。

 広辞苑には、以下のように説明しています。
 天皇が新穀を天神地祇にすすめ、また、親しくこれを食す祭儀。

『ウィキペディア』では、新嘗祭を以下のように説明しています。
 新嘗祭(にいなめのまつり、にいなめさい、しんじょうさい)とは、11月23日に、天皇が五穀の新穀を天神地祇(てんじんちぎ)に勧め、また、自らもこれを食して、その年の収穫を感謝する祭儀。宮中三殿の近くにある神嘉殿にて執り行われる。秋に新穀を供えて神を祭る稲作儀礼である。

 さて、伊勢神宮ではどうなっているのだろうと、興味の輪を広げてみる。

 伊勢神宮のホームページで調べた結果、本年5月8日に、楠部町にある神宮神田で、「御田植初(おたうえはじめ)」が行なわれていました。
 なんと、わが10坪の神田と同日に伊勢神宮でも田植えをしていたんです。ということは、ひょっとして、収穫祭というか新嘗祭も同日に行なわれていたのかしら。う〜ん、なかなか面白くなってきたぞ。

 ブログ『伊勢神宮はおもしろい』がボク、結構好きで、よく巡回しにいくんです。このブログの筆者mimosusorさんのバランス感覚が気に入っているんです。今年の伊勢神宮の収穫祭についての記述がないかなあと、ページを繰っていましたら、記載がありました。すでに9月4日(土)に行なわれていることを知りました。

 すこし長い引用ですが、mimosusorさんの記述では、以下、こんなふうに紹介されています。
「猛暑が続くが暦は9月。そろそろ伊勢神宮の田圃の収穫が始まる頃だ。今年はいつからか、知り合いの神職さんに聞いてみよう。そう思いながらテレビをつけたら、「伊勢神宮の、新米を刈り取る儀式『抜穂祭』(ぬいほさい)が本日、神宮神田で行われました」ですと?! 稲を一本ずつ手で抜いていくのは、まだ鋭利な鎌がなかった太古の昔の名残り。そんな悠長なやり方でどれほどの米が収穫でき、誰がどれほどの米を口にできたのか。ひと粒の米のありがたさは計り知れない。総面積3ヘクタールの神宮神田にはうるち米やもち米、数種類が栽培されており、9月いっぱいをかけて早稲から順に収穫していく。 収穫された抜穂は神田で乾燥させた後、内宮と外宮に納められて、10月15日の神嘗祭と、12月と来年6月に行われる月次祭(つきなみさい)に供えられる。 」

 さらに、「伊勢神宮はおもしろい」のブログには、儀式用に人手で収穫されたのち、大型コンバインでささっと収穫されている様子が写真つきでアップされていました。ああ、神宮といえどもかたくなに「人手」にこだわる範囲と、機械力でスピーディに処理していく範囲を明確に線引きしている。いまという時代を改めて考えさせられました。

わが10坪神田の収穫祭

 以上のような案配で、世間様では収穫祭を執り行なっていたわけですが、わが10坪神田の収穫祭では、五穀豊穣をつかさどるお稲荷様に、越前の名酒「幸三郎」をお神酒替わりに振りまき、田植えに参加した面々が素足で泥田に入り込み、鎌でサックサックと刈っていきました。わずか30分にも満たない幸せな時間でした。

 その模様は以下に掲載する写真で見ていただきたいのですが、収穫時、ビオトープアドバイザーの是永さんの頭部にカマキリが飛来し、いっかな動こうとはしないのです。生物多様性を信念とする人物だけに、追い払おうともしない悠揚迫らざる人格ですが、これら人格までカマキリにはわかるのでしょうか。
 ご本人は「チョンマゲ」とおっしゃっていましたが、ボクはこれぞ「かざし」に違いないと思いました。
「かざし」とは、かんざし「簪」の語源ともなった髪飾りで、往古は生命力あふれる植物や動物を頭部に飾ることにより、それらの動植物にあやかっているという謙虚な姿勢を示す装身具です。
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↑是永さんの頭部を飾る「かざし」。

 ボクにとっては、かざしの往古の姿を見たことが、この日の大きな収穫でした。

 では、以下、5月8日の田植えから時系列でいくつか写真を並べていきましょう。

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↑5月8日、10坪神田での田植えシーン。
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↑7月17日、10坪神田の青稲。
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↑8月1日、10坪神田の稲の開花。
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↑8月11日、10坪神田の稲の結実。
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↑9月4日、10坪神田の稲の実り。
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↑9月25日、10坪神田の収穫祭を前に、この日のために秘蔵していた越前の名酒「幸三郎」を手にする飯島幸三郎さん。
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↑9月25日、10坪神田のお浄め。
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↑9月25日、10坪神田の収穫風景。
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↑9月25日、10坪神田の収穫を祝う面々。
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↑9月25日、10坪神田、お疲れさま。さて、収穫が済んだ田んぼにどんな小動物が棲みついていたのかは、後日、是永さんに聞いておきます。
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↑9月25日、10坪神田の面々の収穫祭。手前のオニギリは、我らが1反で収穫した「コシヒカリ」を炊いて握った塩結び。初めての米づくりでこんなにおいしいお米ができるなんて、ただただ感動でした。
by 2006awasaya | 2010-09-28 22:23 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[134=お米の話(12)]

2010.9.27(月)
脱穀のち、脱力

 9月20日(月・祝)12:00、好人舍前にメンバーが集合し、田んぼへ移動。すでに田んぼには、脱穀しながら袋詰めをするマシーン「ハーベスタ」が運び込まれている。飯島さんからその操作法の基本を説明され、さっそく1反の田んぼの脱穀を始める。
 ところが、このハーベスタ、すこぶる調子が悪い。メカに強い猪俣さんを泣かせている。当初飯島さんの説明では2、3時間で1.5反の脱穀は終了するという目処を立てていたらしいが、マシーンはとんでもなく不調で、簡易ハサ掛けの1列分におよそ2時間。
 その理由は以下の通り。
1=結束した稲束は、肝心の稲よりもアワ・ヒエなどの雑草類の方が多く、しかも繊維が稲よりもはるかに強靭で、ハーベスタに過度の負荷をかけていること。
2=脱穀時に出てくる粉塵が正常にマシーン外に排出されておらず、マシーン内部に還流。作動不良となっている。
3=エンジンの回転を脱穀部に伝えるベルトが摩耗劣化し、カラ滑りしている。

 金子さんとボクが0.5反の田んぼの雑草除去を終えた夕暮れ近くの4時を迎えても、1反の田んぼの半分の脱穀しか仕事ができていなかった。
 予想外のマシーン不調で、メンバーは好人舍に引き上げる。全身ホコリだらけ。マスク着用との指示は誠に正しかった。作業途中、何度もホコリが目に入ったが、来年はマスクに加え、アイガード着用で作業をしたい。
 脱穀目標の半分で引き上げてきてしまったので、後日、新品ベルトを装着し直し、飯島さんにお願いすることに。それにしても脱穀作業はホコリとの戦いだった。飯島さんなら「ホコリ高き作業なんですわ」なんて締めくくるだろうな。
 
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↑ハーベスタを運転して早々のシーン。何とも快調だったが、しばらくすると機嫌を損ねたのか、すぐにダウンするようになった。
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↑マスク着用で作業をする高橋さんと大川さん。
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↑しばしばハーベスタがダウンするので、茫然自失する猪俣さん、鷹島さん、谷さん、小関さん。
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↑稲わらの上で脱力するボク。正常に作動していれば、エンジン音がけたたましいハーベスタ。ところが、不調ゆえすぐにダウン。ゆえに田んぼはいたって静か。そんなハーベスタの好調不調を耳で確認しながら、寝転がっている。実はカラカラに乾いた稲わらに身を横たえるシーンこそ、幼い頃からのあこがれで、米作りに参加した動機も、ひょっとしてこんなシーンが実現できたらいいなという邪な存念があったのでした。ハーベスタの不調で、その思いが実現できた!
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↑鷹島さんの田んぼ。まるでミレーの絵画を見るようなシーン。ことし、最も心に残る美しい風景の一つとして記憶に残しておこう。
by 2006awasaya | 2010-09-27 10:05 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[133=お米の話(11)]


2010.9.12(日)
ああ、我等、紅涙しぼって収穫放棄ス!

 9月12日(日)に刈り取りをしたことは[130=お米の話(10)]と[131=お米の話(11)]に報告済みですが、9月15日(水)夜半に飯島さんから臨時mail。

 稲刈り、ご苦労様でした。雑草繁多の中、良くやりました。ところで、天候一転、予定を変更せざるを得ません。すでに予定が入っていることでしょうが、稲の乾燥は17日(金)に実施します。乾燥作業は平日になって申し訳ありませんが、作業の流れ上やむ得ません。ご参加を! よろしくお願いします。好人舎9時集合。稲を寄りかけるループを作っておきます。となりの「田んぼくらぶ」を見本に立てかける作業を行なってください。16日に雨が降ってしまいましたので、あのままでは濡れて脱穀できなくなりました。

 このmailに、仕事で都合が付きませんというmailが寄せられる中、「孤軍奮闘で頑張ります。よーし10人分働くぞー(え!ホント?)」と、自暴自棄的悲壮感すら漂わせたmailが秋山さんから。つづいて小関さんも高橋さんも坂本さんも参加を表明。
 その働きの成果が下の写真です。
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↑9月17日(金)、臨時召集に参加した小関さん、秋山さん、高橋さん、坂本さんの面々が、簡易ハサ掛けをしてくれた成果がこの写真でよく分かる。そしてその翌日の9月18日(土)、諦めきれずに収穫に出向いたわれら3人。写真奥に金子さんと猪俣さんが立ち尽くしているあたりが雑草に占拠されている。

 実は9月18日(土)の午前中、ボクは冬野菜用の畝づくりをしていたのですが、ちょうどそこに金子さん、猪俣さんが顔を見せていたので、話題は田んぼの反省会。

長谷川 それにしても、もの凄い勢いですね、0.5反の田んぼは。
猪 俣 稲刈りで諦めた奥の方は、もともとレベルが高かったので、水が少し引けると、畑でよく見掛ける雑草が生えてきて、あそこだけはイネ科の雑草に加え、それ以外の雑草が多く見られ、明らかに様子が違っていましたからね。代掻き時点でもっともっと水平をきちんと作らないといけなかったんじゃないでしょうか。
金 子 もしも来年、もう一度このメンバーで1.5反の米作りにチャレンジするのなら、いろいろと考えなくちゃ、ネ。水の見回りとか、草取りとか、順番を決めたり、当番制にしないと。こうなってしまってからいくら嘆いても、後の祭りってもんでしょう。
猪 俣 それはそのとおりですよね。それとは別に、雑草で覆われたあの問題の部分にも、まだまだ刈り残した稲があって、手刈りでやれば、そこそこのコメが収穫できるんだけど。
長谷川 ボクは今日の午前中、自分の区画の整理をしなくちゃいけないのですが、午後はフリーです。それでは今日の午後は田んぼに行って、未回収の稲を回収してきませんか。
金 子 手刈りでやっても、この3人がいれば、そこそこはできるんじゃないかな。昼を済ませたら、行くことにしましょう、田んぼに?

 というような立ち話があり、我ら3人だけで田んぼへ。

 約2時間、刈り取りやすい周辺部分だけでも手刈りで収穫したものの、あまりの惨状に茫然自失。汗か涙かよく分からなくなった目元を汚れたタオルで拭い、「では、これにて収穫放棄としましょうか。そういうことでよろしいでしょうか。まだ思いを残しているのであれば、さらにひと働きすること、いささかもためらうところではありませんが」「いやいや、これ以上は回収できませんでしょう。これにて回収は終了ということで」という結論になり、ビショビショのタオルをしぼって、しばし畔に腰を下ろしたまま、立ち上がることを忘れて、未練のうちにうち沈んだのでした。

 家に帰って、広辞苑で「紅涙」を引いてみると、なんと『美人の涙』とあるではありませんか。あはは。実に手前勝手な解釈でした。

 さて、ここまで書いてきて、ふたたび三たび、飯島さんからmailありて、「明日9月20日の脱穀は、予定では9:00集合だったが13:00に変更」と。
 明日の脱穀作業を控え体力温存のため、ふつうだったら早く寝ないといけないところ、集合時間が昼過ぎになったので、ポチポチとキーボードを打って、どうやら本日分がアップできました。
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↑近寄ってみると、この惨状。それでも3人で雑草を掻き分け、掻き分け、約2時間で3斗缶くらいは回収できたかも。
by 2006awasaya | 2010-09-19 22:31 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[132=冬野菜の準備]

2010.9.18(土)
この冬は『ダイコン長者』を目指すぞ!
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↑散水バルブを開くと、散水用のスプレーホースの両側約10mにシャワーが降り注ぐ。

 9月4日(土)、旱天つづきの畑で散水作業をしたのです。各区画の間に散水用のスプレーホースを引き延ばし、バルブの元栓をひねると、まあ、気分もしっとりしてくる女神のシャワー。なにものにも代え難いお湿り。でも、1時間も散水したのに、表土から1センチ幅で湿っているだけで、土中の大半はカラカラ。やっぱり本格の降雨がないと野菜たちは全滅しかねません。

 以前知り合った八千代市の青年農家の須田さんは、「この暑さで野菜たちは自己防衛に走る傾向が見られるんです。例年でしたら、ナスが出荷の最盛期だっていうのに、うちのナスはカチカチ。はやくタネを作ろうとしているからなんですが、石のように硬いナスは出荷できません。もはや砂漠としかいいようがないなあ」と嘆いていました。

 須田さんの畑は散水装置がないので、空模様を気にするしかないのですが、飯島農園は水管理ができる農園。散水装置があるとないでは、まさに、天国と地獄です。

 この散水をした翌週、台風による降雨と、9月16日の豪雨があり、一息ついた畑で本日、冬野菜の支度をしました。

 午前中、落花生はまだ白いままで実が詰まっておらず、もう2週間、このままにしておくとして、トマトにピーマンにナスにカボチャにモロヘイヤを引き抜き、雑草も併せて処分し、耕耘機で畝を起こし直し、T字型の整地板でベッドメイキング。
「うん、我ながらふかふかベッドにシーツを敷き終えた気分だな」などと自画自賛しつつ透明マルチを掛け、さて、ダイコン各種のタネを播くことに。

 先週、サカタのタネの通販ページを眺めていたら、ダイコンページに引っかかってしまって。それで「江都青長」と「冬自慢」をクリックしたら、数日後に送られてきた。江都青長は「青首ダイコンの一種で中まで青い美しいダイコン。肉質は緻密で大根おろしや漬物に最適」という説明文に惹かれてこれを選択。冬自慢は「青首系のダイコン。葉が広がらず、密植に強く、尻詰まりよく、肌滑らかでおいしいダイコン」との説明にうっとり。ダイコンはとにかく葉を広げてお隣に迷惑をかけるので、「葉が広がらず」というフレーズに衝動買いに近い気分。一畝3条全部を江都青長、その隣りの畝には冬自慢2条、煮ものに最適な「おふくろダイコン」を1条、落花生の手前にはこれも卸しでも煮ものでもうまい「聖護院ダイコン」のタネをそれぞれ4〜5粒ずつ播き、12月末の収穫を目指して、間引きに追われる日々が待っている。

 この冬は厳冬と予報されているので、きっとおいしいタクアンができるだろうと、いまからにやにや。自分の作ったお米と、自分で漬けたタクアン、それに大量のダイコン卸しの食事が3カ月後に現実の姿となる。夢見心地。ただ一点、「12月に挙式をあげる次男の結婚式の引き出物にこのタクアンを持たせたいが、間に合いそうもないのがまことに残念」と、このダイコン長者はむにゃむにゃ悩む。
 落花生の跡地にはレタスを予定しようと、またまたサカタのタネのページでも見に行こうか。
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↑トマトにカボチャにモロヘイヤにピーマンにナスを引き抜き、耕耘機でうねった状態。ふかふかベッドのようで、ここに身を横たえたら気持ちいいだろうな。左は小関さんの畝で、サツマイモが成育中。右端にモシャモシャと見えるのが落花生で、9月18日時点で収穫まであと2週間。
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↑風もなく、一人でマルチを掛けるには絶好の「マルチ掛け日和」。二人でこの作業をすると実に簡単に終えられるが、一人だと手前の溝にまずマルチの端を10センチほど埋めて固定し、この畝を大股いっぱいに跨ぎながら向こうの端まで延ばしていく。この作業をベッドメイクに喩えると、シーツを張る工程に似ている。向こうの端をカットし、ピンと張って固定し、畝の両サイドを固定していく。まさしくベッドマットにからげながらシーツをピーンと張った状態に仕上げる。前の写真から1分後、急に雲が流れ日射しを遮ったので、土の色がこんなに変化しているが、この変化は作業をしている間はまったく気がつかなかった。写真を見ながらなんでこんなに土の色が違うのだろう、そうか、あの時、やけに分厚い雲がかかったんだったなあと、写真を見ながら振り返ってみて初めてその訳がわかった次第。
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↑ピーンと張っておかないと、風がそよぐたびにマルチが旗めいて、若葉を出した時点でこすってダメにしてしまう。これから台風がいくつも来ることを考えれば、鏡面仕上げみたいに、ピーンと張っておくに越したことはない。左の畝は「江都青長」、その右隣は「冬自慢」と「おふくろダイコン」のタネを播いた。「聖護院ダイコン」はその右、落花生の手前に播いた。

[成長記録2010.9.18→2010.10.9]
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↑9月18日(土)に「江都青長」と「冬自慢」のダイコンの種を播いて2日後の9月20日、すでに発芽していた。先週来の降雨と土の温度が高かったので、もう土を押しのけて芽が出ていた。
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↑さらに2日後の9月23日になると、双葉も出し始めていた。『ダイコン長者』への小さな、しかし確実なワンステップだ。
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↑9月20日の聖護院ダイコンの発芽。
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↑9月23日の聖護院ダイコンの双葉。多少、欠株が見えるが、まだこれから発芽することもあるので、もう少し様子を見よう。
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↑10月2日に間引きを済ませた「江都青長」の畝。
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↑間引きを済ませた「江都青長」の拡大写真。元気な3本を残して間引いた。
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↑10月9日の「江都青長」の畝。
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↑10月9日の「江都青長」の拡大写真。
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↑10月2日に間引きを済ませた「冬自慢」の畝。
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↑間引きを済ませた「冬自慢」の拡大写真。「江都青長」同様、元気な3本を残して間引いた。
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↑10月9日の「冬自慢」の畝。
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↑10月9日の「冬自慢」の拡大写真。
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↑10月2日に間引きを済ませた「聖護院ダイコン」の畝。
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↑間引きを済ませた「聖護院ダイコン」の拡大写真。「江都青長」同様、元気な3本を残して間引いた。
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↑10月9日の「聖護院ダイコン」の畝。
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↑10月9日の「聖護院ダイコン」の拡大写真。
by 2006awasaya | 2010-09-19 21:17 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[131=お米の話(10)]

2010.9.13(月)
ホコリ高き男でいること
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↑我が家のにわか神棚、初公開。ピンで留めてあるだけなのですが、左は昨年の稲穂で、右は昨日、落ち穂拾いをしてきた稲穂です。実入りは昨年の稲穂の方が圧倒的に優良です。

 8月28日、草取り作業を終え、車で好人舍まで戻ったのですが、車内がすごい砂埃。なんでだろう、どうしたんだろう、そういえば、ここ1、2カ月、雨が降っていないし、なにもかもが乾ききり、それで車内もジャリジャリするのかと、好人舍まで走りつづけたんです。オロオロ時間はほんの5分ほど。で、好人舍について車から降りたら、なんとまあ、ハッチバックのドアが開いたまま。自らが舞い上げた土埃を吸い込むようにして走ってきたのでした。ハンドルも、ハンドルを握っていた手の甲も、掛けていた眼鏡のレンズも、計器のメーターも、フロントグラスも、何もかもが土埃でコーティングされていたではありませんか。
 いつだったか、畑で起きたことはなんでも相談してよ、と軽く笑っていた飯島さんの自慢げな顔を思い出し、この車内の土埃の始末をどうしたらいいか、相談してみました。

長谷川 車内はもともと静電気を帯びているのか、微粒子状の土埃がすごいんです。後ろのハッチをあげたままで農道を走ってきたので。そこでご相談なんですが、以前、畑でおこったことで困ったことがあったら何でも相談してよとおっしゃっていましたよね。そこでご相談なんですが、どうしたらこの土埃を取り除くことができますでしょうか。妙案があれば教えてくださいませんか。
飯 島 あはは。これです? いやいや、すごい埃ですね。当分はホコリ高き男でいるほか、ないんじゃないかなあ。

 柔軟だなあ、飯島さんて。

 初めての米作りではいろいろ面白いことの連続で、そんなこんなを9月11日(土)、刈り取り作業中に思い出し笑いしながら、なんとか乗り切ったのですが、あるいはボクが発狂したのかと怪しんだ方がいらしたら、そういうわけですので、ご心配なく。
 ひとわたり作業を確認して、カマの本数確認も済ませてから、刈り取りを終えた田んぼにおり、「落ち穂拾い」をしたんです。1本2本と拾い集めると、結構な量の稲束になり、我が家に持ち帰ってきました。
 我が家には神棚がないんです。とはいえ神に感謝する気持ちだけはあるので、台所と食卓の間の壁に稲穂をピンで留め、捧げました。伊勢神宮に倣って二拝二拍一拝。
by 2006awasaya | 2010-09-13 15:42 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[130=お米の話(9)]

2010.9.12(日)
初めてのバインダー刈り取り体験
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↑山田さんからバインダーの操作方法の説明を受けるわがメンバー。

[好人舍にて]
 明日は9.11のテロがあった日だなあ、あの衝撃映像をボク、大阪のビジネスホテルのテレビで見ていたんだっけ、ニュースステーションで久米さんが、「なんだコリャ!」なんて奇声を上げていたなあと、ぼんやりながら、そんなことを思い出しながら、明日は稲刈りの日だから体力温存第一、いつもより早く寝なくちゃと、21:00には寝たのですが、この半年の田んぼ体験の反省などを始めてしまい、なかなか寝付かれず、結局、寝坊したのでした。
 朝飯も食べずに好人舍朝8時集合の時間ギリギリに到着すると、すでにメンバーは円陣を組んだような集まり方をしている。その中心には今日の刈り取りを指導してくれる山田さん。なにせメンバー全員が未経験者。肝心の飯島さんとインストラクターの鷹島さんが研修旅行で不在。9月5日の時点でこのスケジュールは変えようもなく、飯島さんは収穫作業の応援依頼を山田さんに伝え、山田さんから快いOKが出たと、ほっと一安心の鷹島さんでしたが、頼もしい助っ人役の、その山田さんが質問攻めの最中でした。ボク、移動途中のコンビニで買い求めたオニギリを頬張りつつ、聞き耳を立てる。どうやら刈り取りの段取りに関する質問が多かった様子。

 軽トラにはヤンマーの1輪1条刈りバインダー2台が積み込まれている。バインダーとは稲束を刈り取って結束する機械のこと。同じ収穫機械でコンバインというのがあり、これは刈り取りから脱穀までこなしてしまう収穫万能マシーンのこと。ふつう、お米の収穫は刈り取った稲を束にしてワラで縛り、田んぼの中などに棒や竹でやぐらを組み、この干場をハサというのですが、ハサに稲束を掛けて乾燥させ、乾燥を済ませてから脱穀機に掛けて脱穀する。こうした一連の作業が刈り取り後に待ち構えているのです。その刈り取りから脱穀作業をその場でやってのけるのがコンバインで、米農家にとってはとてつもなく便利、とてつもなく高価なマシーンなのです。最近の田園風景には、ハサに稲束を架け渡し乾燥させている風景があまり見られなくなりましたが、それはこの高価で便利なマシーンが浸透した証しのようなもの。刈り取りが終わったとほぼ同時に、稲穂から脱穀されたモミが出てくる。あとはモミをトラックに移し、乾燥機のある施設まで持ち込み、強制的に乾燥させるだけ。それゆえ、高価でも普及したに違いない。

 ところが、山田さんは、「米は自然乾燥が一番うまいので、自分は、作った米はハサに架けて乾燥します。自然乾燥が山田農場のウリなんです」という真っ当な青年。そんな山田さんがインストラクターとして我らメンバーを指導してくれるのだ。自分の田んぼもまだ未収穫だというのに、われわれの収穫を手伝ってくれる。まったく頭が下がる。まったくありがたい。

[田んぼにて]
 さて、現地に着いて、荷台から2台のバインダーを降ろし、山田さんから操作方法の基本を説明してもらう。

 まずレバーなどの各部位の名称と作法方法。

 バインダーは大きく分けると、バインダー本体を前進後進させる駆動部分と、クワガタムシに似た金属エッジで稲を寄せ集め、バリカンに似たカッターで稲の株元をカットし、3〜4株の稲束が集まったら麻ひもで結束し、バインダーの右手に排出する部分からなる。

 オートバイのハンドルに似た左手には前進後進の際のクラッチ、右手に刈り取りバリカンと結束するためのクラッチ。ボクはAT車に限るというオートマ限定の免許証なので、車の運転ではクラッチ操作から解放されている。山田さんの説明を受けながら実は、オートマのバインダーはないのかなあと、そんなことを考えていた。クラッチ操作ってひどく面倒くさそうだから。

 田んぼに入って、山田さんのバインダー刈り取りを見せてもらう。説明してもらったとおりの、スムーズなバインダー操作。1条2条と刈ってみせてくれ、「じゃあ、やってみますか?」。

 ところが、説明を聞くと実際にやってみるでは大違い。正直に申し上げて、ボクには左手のクラッチ操作がむつかしかった。クラッチに気をとられていると、真っ直ぐ刈り取っているつもりでも、幅広の一輪車が条に乗っかっているので、右に左に針路フラフラ。メンバーから「左手のクラッチ、はなして!」とか、「エンジン止めて!」とか「2条一緒に刈ってる」の絶叫に似た教育的指導が飛ぶ。それでも1条、2条とバインダーを動かしていると、基本操作だけはなんとかできるようになる。

[田んぼの状況]
 ここで、我らの田んぼの状況を説明しておこう。わが田んぼは7月8月と週1回、午前中の約2時間、草取りに励んだが、とても雑草の勢いをそぐところには至らず、先週の日曜日9月5日に最後の除草をした段階で、田んぼの1/4は雑草たちに占領されたまま。稲の本数より、雑草の本数の方が多い1/4の問題部分を改善できないままの田んぼなのです。しかも、最後の草取りの数日後、猛烈な豪雨をもたらした9月7日の台風の影響でほとんどの稲が倒れた問題多い田んぼなのです。

 さらに、草取りをしている最中からメンバー全員が気付いていたことですが、稲株よりも雑草株の分蘗数が多く、おまけに雑草が密生していて株元が見えにくい。

 バインダーの刃先がしっかり株元を捉えているかどうか、脇から覗き込もうとして体をひねる。するとバインダーが傾く。バインダーが傾くと、それに応じて針路が曲がるので、なんとかバインダーの姿勢を戻そうと無理な力を入れるから、体全体がこわばって、猛烈に肩が凝る。山田さんからは「肩の力を抜いて。自走するバインダーにそっと手を添える感覚で!」とポイントアドバイスをいただくのですが、なかなかどうして、バインダーはこちらの意図を理解してくれません。
 汗だくになって数条を刈ったはいいが、ヘタヘタになる。眼が霞む。ボク、眼鏡をかけているから、したたる汗がメガネのレンズにポタポタ落ちる。視界が歪み焦点が合わなくなる。まことにピンチ。頭もボンヤリとしてくる。これが今年流行している熱中症なのか。このまま作業を続けていれば、確実に倒れるなあ。意外と早く訪れた体力の限界に驚いて、バインダーの交代要員を要請する。

 這うように農道に戻り、浴びるように水を飲み、汗を拭って休憩。3分休んでも息があがったまま、なかなかもとに戻らない自分の脆弱に改めて驚く。体力の限界を超えてしまったのかな。バインダー操作は不甲斐なくも無理として、自分の体力にあった作業は何かと見回すと、いろいろありますね、できることが。その一つ、結束不十分でバラバラのままバインダーから排出された稲が結構な数、ある。それを結束する作業に専念する。この作業は一カ所で屈んだままでできるので、5分もすると息も鎮まってくる。それにしても、結束不十分の稲束が多いことにも驚く。

 ところが、2台のバインダーで刈り取り作業を開始そうそう、1台のバインダーが動かなくなる。

 山田さんに見てもらうと、麻ひもが結束機の内部でからんでいるらしい。工具でその部分をばらす。が、食い込んだ麻ひもがどうやっても取り除けない。去年使ったままの麻ひもが濡れて太り、その太ったひもを食い込んだのが原因だった。軽トラで新しい麻ひもを買いに行ってくれる。

 2台のバインダーで作業をすれば、1反と0.5反を午前中で終えられるかもと言っていた希望的予測がこの故障で大きく外れ、午前中で1反の半分しか刈り取れない。残った1台で刈り取りを続け、しばらくして新しい麻ひもを買い求めてきてくれた山田さんに修理してもらい、生き返ったバインダー2台体制で昼時を迎えた。

[故障はあったがケガはなし]
 いい感じで刈り取り体制ができつつあったが、昼をしっかり食べてしばしの休憩を取らないと、午後、使い物にならない。そこで、山田さんにことわり、12時少し前、われわれ一同、いったん、好人舍まで引き上げ、各自、昼食を済ませることにした。

 午後1時、田んぼに戻ると、山田さんが一人でバインダーを動かしている。われわれが昼食前に刈り取った面積にほぼ等しい面積を、一人で終わらせていた。しかも疲れた顔をしていない。

 それ以降も、故障を繰り返しながら、その都度、山田さんに面倒を見てもらいつつ、1反を終え、0.5反の田んぼに移り、雑草たちに占拠された5m×5mの手に負えない問題部分を残したままとはいえ、3時半、本日の作業目標を終えることができた。

 畦道に寝かせかけた稲束を、刈り取りを済ませた田んぼに寝かせ直し、バインダーを軽トラに積み、山田さんの協力を得て本日の目標をなんとかクリアーしたその疲れ切った勇姿を記録し、好人舍へ引き上げる。飯島さんの置き土産のナシのおいしかったこと。バインダーの故障はあったものの、カマで手足を切るなどのケガがなくて本当によかった。

 ああ、みなさま、ほんとうにお疲れさまでした。山田さん、本当にありがとうございました。

 さて、来週は、田んぼに寝かして天日乾燥させている稲束を好人舍に運び、いよいよ米作り最終段階の脱穀だ。スズメたちよ、どうか、田んぼに寝かしてある稲束には目をつぶっていてほしい!
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↑バインダー操作をすっかり飲み込んだ小関さん。それにしても、バインダーで刈り取っているのが稲だか、雑草だか、判然とはしないのが恥ずかしい。来年は後悔しない米作りをしたいものだ。
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↑山田さんを除いて、ヘトヘトのメンバー。ばてた肉体に夕日が染み渡り、ちょっぴり元気回復。
by 2006awasaya | 2010-09-13 01:03 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[129=お米の話(8)]

2010.9.10(金)
稲雀
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↑きれいにスズメたちについばまれた稲。

 田んぼの稲穂が風に揺れている。ふたたびめぐり来たニッポンの秋。この豊かな風景の点景ともいうべきスズメたちが群れをなして飛んでいる。サラサラとモミがこすれ合うその稲穂を波と見立てたのか、サーファー気取りのスズメもいる。実に気持ちよさそうだ。思わずその乱舞に見とれてしまう。
 急旋回をしながら編隊を組んだかと思ったら、数瞬後、フリータイムなのか、てんでんバラバラの、飛行そのものを楽しんでいるアナーキーなスズメたち。すると一転、なにを合図にしたのか、突然失速したように一斉にセフティネットと化した稲穂に落下。フリーフォールか。稲穂に身を預け、失神しているようにも見えるスズメたち。落下の快感に浸っているのか、表情は半眼のカタルシス。

 そういえば先週の田んぼの草取りで気がついたことだが、カエルやイナゴ、クモもいたなあ。ああいった小動物を狙ってスズメたちは狩りをしているんだろうか。
 そんなことが気になって、飯島さんに聞いてみた。

長谷川 先週来から、スズメが目につくようになったんですが、実をふくらませ始めた稲を狙ってのことでしょうか、それともイナゴや小さなカエルを狙って、狩りでもしてるんですかね。
飯 島 スズメたちは稲でしょうね。
長谷川 稲ですか。それなら稲の穂がまだ青い時期には姿を見せませんでしたが、スズメたちは未熟な稲には魅力を感じないんでしょうか。ボクたち、エダマメや生ラッカセイなど、未熟な野菜に結構魅力を感じて、おいしくいただいていますが、スズメたちは完熟派、なんですか?
飯 島 しっかり乾いた稲じゃないとつままないようですよ。どこの田んぼでも鳥害には手を焼いていますね。困ったもんです。

 そうか、窒息しそうなほどの湿度と熱気に包まれた田んぼで、この夏われわれが草取りに励んでいたわけですが、その田んぼの脇の森で、スズメたちは息を殺してか、アクビを噛み殺しながらか、この実りの時期を、待っていたにちがいない。はやく稲穂が食べごろに乾燥するのを。

 さて、閑話休題。
 ここで、元禄の頃に戻ってみましょうか。元禄の文化人といえば、芭蕉ですね。実際に田んぼを作ったことのない芭蕉は、さて、スズメをどのように見ていたんだろう。
 愛用の『芭蕉全句』(加藤楸邨)をパラパラしていたら、ありました。

稲雀茶の木畠や逃げ処

 加藤楸邨先生の解説では「稲雀が熟れそろった稲の上に一面に下りて、稲を啄んでいる。追われるとさっと翔っては、茶の木の畠の間に下りるが、すぐまた稲の上に戻ってくる」と。
 ちなみに、稲雀は芭蕉の造語ということです。
 意外といっては畏れ多いのですが、正確に状況を把握して句にしているんですね。
 でも、この半年、田んぼをしてきたボクには、傍観者っぽい、醒めた句に思えます。少なくとも生産者の目ではありませんね。毎年、ありがたくお米を弟子たちからいただく消費者の視点の句ですね。
 一方、柏市の梅沢さん、俳号は野良爺という野菜生産者ですけど、梅沢さんの詠んだ句に、一層の親しみを感じます。

集団で稲穂をなめるニュウナイスズメ

 ニュウナイスズメって、馴染みのない名前ですが、こちらは乾燥したお米を好むタイプのスズメではなく、お米になる前の胚乳をクチバシで吸ってしまう、そんなたちのよくないスズメなのだとか。
 米作りって、さまざまな困難を乗り越えて、やっと収穫に至る。ただただ天に感謝するしかないのですね。
 その収穫がいよいよ明日9月11日(土)。今夜は早く寝よう。
by 2006awasaya | 2010-09-10 11:35 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[128=お米の話(7)]


2010.9.9(木)

8月は除草月
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↑田んぼから上がってきた谷さん。両手に抱えるのは、立派な雑草。これが稲の束ならば、もっともっといい笑顔に違いない。

 7月8月と猛暑続きでした。農作業は大量に汗をかけるので、積極的に田んぼに出かけていましたが、ブログの更新までは気力が乾涸びて、8月中はまったく更新しようと言う意欲すら湧いてきません。友人のブログを見て回わっても、へえへえとうだっているようで、無更新。みな同じなんだと納得。

 こうなってくると死んだふりしてじっとしている他はない。8月の旧暦異称は葉月、あるいは萩月、あるいは紅染月と美称で呼ばれるが、田んぼとの関わりができた今年からはもっと直截に、露骨に、リアルに「除草月」と呼びたい酷暑月だった。ちなみに除草月と書いて「くさとりづき」と読ませることにします。

 ところで、9月に入って、この雑草月8月中に作業したことを忘れないように、[はじめての米作り]関連の記録を見直していたら、きちんとインストラクター鷹島さんの指示を守っていたではありませんか。やることは、とにかく雑草退治だけだった。

 以下、mailメモを書き付けておきます。備忘録替わりに。

【第7回はじめての米作りのご案内】
 間近になってからのご連絡になりましたが、今度の8月1日(日)。畔、農道の草刈りを実施いたします。稲の状況は、穂が出始めております。このため、田んぼの中に入ることは遠慮した方が良いようです。
■開始時間:7時〜午前のみ
 猛暑が予想されるため、早朝から開始しますが、各自可能な時間にご参加下さい。作業は、各自1,2時間程度とし、無理せずけがのしないようにお願いします。
■作業用具:軽トラ1台、刈払い機2台、燃料、鎌等準備します。


【第8回はじめての米作りのご案内】
 毎日猛暑が続いておりますが、体調は万全でしょうか?予定にはありませんが、来る8月21日(土)。田んぼの草取りと畔、農道の草刈りを実施いたします。田んぼは、かなり草がはびこって来ていましたが、前回は穂の出始めの時期のため、遠慮いたしましたが、今回対処したいと思います。
■開始時間:9時〜午前のみ 、(9時好人舎前集合)
 作業は、1,2時間程度とします。作業用具:軽トラ1台、刈払い機2台、燃料、鎌等準備します。田んぼの草の対処方法については事前に飯島さんと確認しておきます。
 追記 田んぼの水は、入れない予定にしておりますが、念のため、田んぼ用長靴も準備願います。


【第9回はじめての米作りのご案内】
 昨日は猛暑の中の草取り作業大変の疲れ様でした。1反の方の田んぼはきれいになったと聞いております。ただ、5畝の方は、作業途中と聞いており、28日(土)に引き続き、草の対処したいと考えております。
 作業内容については前回と同じですが、集合時刻のみ8時に変更いたしますのでよろしくお願いいたします。
■開始時間:8時〜午前のみ(8時好人舎前集合) 、作業は、1,2時間程度とします。
■作業用具:軽トラ1台、刈払い機2台、燃料、鎌等準備します。故障中の刈払い機も直っていると思います。


【第10回はじめての米作りご案内】
 先週28日は猛暑の中の草取り作業お疲れ様でした。急ではございますが、9月5日(日)引き続き、草の対処したいと考えております。作業内容については前回と同じですのでご協力、お願いいたします。
■開始時間:8時〜午前のみ (8時好人舎前集合)。作業は、1,2時間程度とします。
■作業用具:軽トラ1台、刈払い機2台、燃料、鎌等準備します。



 2リットル入の水を持って田んぼへ。ところが、9月5日(土)と9月11日(土)は両日とも、10分作業をして2分休むといった案配で、2分の休憩を取りながら、水をゴクゴク。約2時間で2リットル入のボトルはカラに。全身、汗でビショビショというか、水を浴びたよう。飲んだ分だけ、正確に等量発汗。
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↑稲は開花して結実し、頭を垂れてきていますが、雑草たちの方が逞しく、写真中央の草色が濃いあたりなどは稲の草丈を追い越し、覆ってしまっています。先週、先々週とあれほど丹念に除草したはずでしたが、その獰猛ぶりの恐ろしいこと。
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↑近寄ってみると、どうです、耕作放棄された田んぼのように見えませんか。当初は雑草の穂先だけを引き抜いて、せめても来年に向けて雑草の種だけは除去しておこうということになったのですが、来週になったら、別の雑草が花を咲かせ、タネを作って子孫繁栄を画策するに違いなく、こうした雑草の攻勢から田んぼを守るために、根こそぎ引き抜こうということになった。ヨコ一列になって、作業開始したのがこの写真です。


 酷暑が続いた田んぼの状況から、予定していた9月19日の収穫を1週間早め、9月11日に前倒しにすることになった。
 家に帰ると、インストラクターの鷹島さんからmailが入っていた。いよいよ来週は収穫の日を迎える!

【第11回、第12回はじめての米作りのご案内】
 本日はいつものように暑い中、草取り、草刈作業お疲れ様でした。作業終了後、現在のお米の生育状況を飯島さんが確認し、急遽稲刈りの時期を1週間早めて、来週9月11日(土)に実施することにいたしました。今後のスケジュールは以下の通りです。急な変更ですがご協力ほど、よろしくお願いいたします。
第11回  稲刈り
開催日:9月11日(土)
開始時間:8時〜午前、午後(8時好人舎前集合)。作業は、午後にもかかると思われますので弁当の用意をお願いいたします。
第12回  脱穀
開催日:9月18日(土)
開始時間:8時〜午前、午後(8時好人舎前集合)。作業は、午後にもかかると思われますので弁当の用意をお願いいたします。

by 2006awasaya | 2010-09-09 21:54 | 真剣!野良仕事