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【真剣!野良仕事】[186=スイカ・メロン プロジェクト5]

2012.6.24(日)
メロン、歓喜の発見!
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↑日本の伝統色でいうと、常磐緑というか、千歳緑というか、そのどちらでもあるよう、ないような、そんな緑一色の葉に隠れるようにして成長していたメロンです。頭の中ではメロン=イエローというイメージが先行していて、常磐緑の葉と同色だったゆえに、発見出来なかったんでしょうね。それでも、一つ見つけると、そのごく近くにもう一つ、おっと、その裏にもう2コと、面白いように見つかる緑系メロンでした。
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↑こちらは6月14日に授粉したスイカです。
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↑6月14日に授粉し10日経ったスイカがこれです。大きさはテニスボール大。
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↑6月10日に授粉したスイカです。わずか4日の差ですが、こちらはソフトボール大。玉座に坐るまだ青臭い若殿って雰囲気じゃありません?


「被災地にスイカを届けようプロジェクト」、略してHSP。この名称変更については前便にて通知済みですが、AKBのようになかなか人口に膾炙しませんね。Tさんに好人舎にてお会いした6月23日(土)も、HSPがすらすらと出てきません。

長谷川 Tさん、おはよう。えーと、SHPじゃなかった、HSPの、というか、え〜と、要するにスイカのことですねどね。
Tさん まだ変更通知を受けたばかりで、なかなかすらすらと口を突いて出てこないけど、檜山さんが「所要で授粉には行けませんけど、平日2日ほど長谷川さん、可能でしょうか」なんてmailが流れていましたよね。気になっているんですね。
長谷川 そうそう、いつもは泰然としている風に見えて、こと、スイカのことになると、なんだか身を捩っている姿が感じられて、おかしいですね、あのmail。
Tさん いまも、スイカ畑を見てきたんですが、鳥よけのネットがあの台風でダメになっていて、長谷川さんが来てからいっしょに張り直そうと。今日はその作業だけはしておきましょうね。
長谷川 はい、了解しました。ボクの区画が一昨日の台風でメチャメチャになっているんで、その修復に30分はかかりますから、終わったらTさんに声掛けします。
Tさん 分かりました。待ってます。

 そんな会話を交わして、自分の区画の修復に取り組む。トマトは大振りの実を着けたメインの茎が折れ、ナスは塩害と強風で新芽と言わず大半の葉が縮れ、ピーマンも同様、サツマイモも同様。支柱を建て直し、40分はかかってしまった。

長谷川 ごめん、思わず時間がかかってしまって。ではスイカ作業に移りましょうか。
Tさん もう始めています! スイカ畑の周囲にテグスを張ってください。カラスは羽ばたくと1メーターくらいだそうですから、地上30セントと1メートルの2段になるように張りましょう。それと、周囲以外に、角、角、センターで対角線状にも張りましょうか。
長谷川 了解しました。

 Tさんのこんな指示通り、人の目にもほとんど見えないテグスを張り終え、かなり大きくなったスイカのお尻にワラを敷き直すことにしようと、好人舎近くのワラ小屋に行き一抱えのワラを小脇にかかえて取って返し、円座のように丸めたワラ、これを玉座と命名、この玉座を大きくなりつつあるスイカに敷いていたときでした。スイカのトンネルと対面する位置に作ったメロントンネルの辺りで、「あった!」と、Tさん自身が絶叫マシーンにでも化身したかのような歓喜の声。無条件にして最上の機嫌のときに上げる声と言わなくてはならない。

 実は、この日、メロンも相当程度慎重に探したにもかかわらず、成長中のメロンが見当たらなかったのです。メロンを意識的に授粉した記憶がボクにも、Tさんにもなかったので、やはりメロンは無理だったんだと、あきらめ半分だったんです。
 そも、「スイカだけではなくメロンも作りましょう」と言い出したのは檜山さんです。

Tさん その言い出しっぺの檜山さんに責任でもとってもらいましょうか。
長谷川 当然でしょうね。メロンは難しいって、阿部さんだったか、しきりに言ってたし、われら素人には上手く出来るはずがないと、ボクはずっと思っていたんです。
Tさん やっぱりスイカ一族とは言え、メロンは温室などという過保護な施設がないと無理だったんでしょうね。

 そんな欠席裁判をした直後だったんです。絶叫マシーンと化した歓喜の雄叫びを上げたのは。
 いやはや、檜山さん、お許しください。檜山さんは先を見通せる方、だったんですね。

Tさん スゴイですよ、ここにもあるし、あれ、こっちには寄り添うように3つも!早く玉座、頂戴!
長谷川 はい、ただいま。はい、これ。
Tさん もっと。もっと頂戴。
長谷川 はい、ただいま。

 嬉しいですね、こんなことでTさんも、ボクもはしゃいでいる。実に久しぶりですね、こんなにはしゃいでいる自分を見るのは。

 この日、ソフトボール大のスイカは15、野球ボール大のメロンは10でした。
 まずは順調に成育中のスイカとメロン報告でした。
 檜山さん、はやく現場でご確認を。
by 2006awasaya | 2012-06-24 22:37 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[185=スイカ・メロン プロジェクト4]

2012.6.15(金)
名称をHSPに変更!

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↑6月1日に授粉したスイカはもうこんなに順調に成育中です。
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↑6月11日に授粉したスイカはこんな具合です。
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↑6月14日に授粉したスイカはまだまだですね。


「スイカ・メロン プロジェクト」と言う名称で昨年に引き続き我がチームは2012年度をスタートさせましたが、本日、6月15日(金)に授粉に行った折、ビニールのトンネルの中でしっかり成育中のスイカをここにも、あそこにも見るに及んで、なんとも名状しがたい愛情が湧いてきて、授粉作業を急ぎました。雌花はどこだ、雌花はどこだと、ビニールのトンネルの中、トンネルからはずれて敷き藁に伸びた子蔓に雌花を捜しましたが、雌花の姿がありません。雄花はあそこにも、ここにも立派に咲き競っているにも関わらず、肝心の雌花が見当たらないのです。ビニールの裾をまくり上げ、丁寧に捜しても、授粉できたのはわずか1コ。すでに授粉期は終わってしまったようです。早く成熟して被災地の皆さまに頬張っていただけるよう、これから先は成長を確実に見込める形のよいスイカを残して摘果、整枝の段階にさしかかってきているのです。
 そこで、「スイカ・メロン プロジェクト」と言う名称を「被災地にスイカを届けようプロジェクト」、略してHSPに変更して、一層の収穫を確実にしようと思います。今後はHSPニュースと表題を改め、現場からの情報をお送りしようと思います。Tさん、檜山さん、それでよろしいですね。
by 2006awasaya | 2012-06-15 20:59 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[184=無声映画鑑賞会ポスター]

2012.6.15(金)
味菜畑に、ポスター堂々の掲出
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↑味菜畑の入口、店内に掲出された無声映画鑑賞会のポスターです。錦織さん、天川さん、ご協力ありがとう! お二人とも感動的な笑顔、ありがとう!

「被災地にスイカを届けようプロジェクト」、略してHSPのTさんから連絡があり、ボクの作った無声映画鑑賞会のA3プリントを「A1サイズにプリントしてあげます」って。世の中、いろいろな支援の仕方があって、こうした申し出でって、とっても嬉しいですね。A1というと、面積で言うとA3の8倍、駅などに掲出されているイベントや映画、コンサートの告知ポスターと同じ大きさなんです。
 HSPのTさんから円筒状に丸めたポスターを受け取り、翌日、スイカの授粉を兼ねて、気持ちよく晴れ上がった朝、味菜畑に伺って、実際に張りながら、大きいってことは実にいいことなりと実感。HSPのTさん、感謝です。
by 2006awasaya | 2012-06-15 16:29 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[183=無声映画鑑賞会]

2012.6.7(木)
金字塔「瞼の母」上映
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↑無声映画鑑賞会のポスターです。

 ボク、無声映画って見たことがないんです。
 いつか見てみたいと思っていました。そのチャンスがなかっただけ。懐かしいとか、古くさいとか、余計な感想は持っていません。
 もともと、映画は大好きで、ロードショーもシニア割引の1000円で見られるので、現役を引退してからは特に映画を見る機会が増えたようです。今年のお正月から振り返ってみると、週1回は見に行っている見当。なにせ「ららぽーと」へはチャリで10分ですし、出かける前にパソコンで座席も指定できますから、なんとも嬉しい限りです。それに月に1回は神田神保町に用事があり、そのついでに岩波ホールに寄って、帰りはビールを飲んでいい気持ちで帰ってきます。実にほわっとした、さわやかな気分で帰ってきます。
 映画で思い出されるさわやかな気分のシーンは、もう55年も前の小学校時代の、夏休みのことでしょうか。
 いまでこそ千葉県船橋市に住んでいますが、そのころは江戸川区小岩に住んでいまして。いまでは蔵前橋通りという名前の、幅の広い通りを、その当時は改正通りと呼んでいまして、家はこの通りに面していました。通っていたのは西小岩小学校。その小学5年生の夏休みのこと。当時はテレビもなく、そもそも娯楽に乏しかったので、映画はなんともぜいたくな時間でした。長い長い夏休みのほぼ中間辺りに、無料の映画が学校の校庭で催され、全校生徒が出席するほど、人気のイベントでした。上映開始時間は夕方6時頃だったでしょうか。でも、その日は早めに夕飯を済ませ、生徒たちは学校へ。上映の時間が迫ってきても、なかなか暗くなりません。久しぶりに会った友達とおしゃべりをしながら、まだかなあ、遅いなあ、なにかあったのかなあ、など、みんなじっとしていられません。そんなみんなの気持ちを代弁するかのように、ボクは中腰になって「まだかあ」とか「早くはじめて!」と、両掌をメガホンのように口元に当てて叫んだのです。ところが、神経質な体育教師に聞き咎められ、「上級生にあるまじき振る舞いだ」とゲンコツをいただき、シュンとなって腰を下ろした途端、白布に3,2,1と数字が映し出され、映画が上映されたのです。松竹のロゴマークが開始を告げ、瞬時に校庭は静まり返って、終わったときには満天の星空でした。
 風に揺れる巨大な白布に映し出された映画は、あれは確かチャンバラ映画だったような記憶があります。白布の後ろに置かれたスピーカーから、音楽もセリフも聞こえていました。あの映画はふつうの映画館で上映している映画と同じ映画で、無声映画ではなかったのです。弁士もいませんでしたし。でも、この校庭での映画が、ボクにとっては初めての無声映画だったように記憶しているのです。勘違いなのですけど、そういうふうに頑なに記憶しているのです。
 ところで、本格の無声映画がこの夏、7月1日(日)に船橋市北部公民館で見られることになりました。なにゆえ、有声映画ではなく無声映画なのか。園主飯島さんの好みなのかどうかは分かりませんが、「おいしい野菜公園2007」のメンバーの協力で、鑑賞会が実現できました。
「サイレント浪漫」と大きくアピールしたかったのですが、実はボク、無声映画の知識がまったくなく、打ち合わせの席でメンバーである大村さんの奥様にその由を愚痴ったら、関連する新聞の切り抜きを郵送してくれて、その記事がなんとも難しい映画論そのものだったので、ますます訳が分からなくなり、ネットでいろいろ知識をつまみ食いし、図書館にも行き、思い悩んで1週間。暗澹たる気持ちで作ったのがこのポスターなのです。ここに貼り付けておきます。時間を工面して見る価値あり、だそうです。「瞼の母」という名作中の名作、日本映画草創期の金字塔とも言われている名作だそうです。

【上映作品】
番場の忠太郎 瞼の母
 昭和6年作品 原作/長谷川伸 監督/稲垣 浩
 主演/片岡千恵蔵、山田五十鈴、常盤操子
子宝騒動
 昭和10年作品 監督/斎藤寅次郎
 主演/小倉繁

日 時●7月1日(日)午後2:00〜4:00(開場●午後1:30)
会 場●船橋市北部公民館(船橋市豊富町4)
参加費●1000円
定 員●200名
問合せ●味菜畑(年内無休の野菜産直の店TEL 047-456-2750)
*収益金の一部は東日本大震災の被災地支援に使います。
by 2006awasaya | 2012-06-07 14:45 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[182=スイカ・メロン プロジェクト3]

2012.6.2(土)
絵には親和の力があるなあ
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↑スイカの雄花とオクラ、ですね。
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↑カボチャとナス、ですね。
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↑ジャガイモとオクラ、ですね。

 飯島農園では昨年、何便かに分けてスイカ、夏野菜を被災地へ送りしましたが、この絵手紙はその第一便に同封したものです。

 夏野菜やスイカを収穫している作業中、Tさんが、「心を込めて作ったスイカや夏野菜ですが、現地に到着して開封されたその時、送り手からのメッセージがあると、受け手の気持ちもまたずいぶんと和むんでしょうね」と、だれに言うでもなく呟いたのでしょうね。そうした作業にちょうど参加されていた阿部冨美子さんがこの呟きを耳聡く聞きつけて、その翌週、こんな素敵な絵手紙となったと聞いています。

 呟いてみるものですね。大言壮語より小声のほうが、思いはしっかり聞き届けられて、素敵な形になって舞い戻ってくる。
 初夏の薫風と等質のさわやかさですね。

 それにしても、絵には連綿と綴った言葉以上に、親和の力があるものですね。
 今年もまた、阿部さん、こうした呟きをお聞き届けください。
by 2006awasaya | 2012-06-02 12:18 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[181=スイカ・メロン プロジェクト2]

2012.6.1(金)
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↑6月1日(金)6:15に撮影した大玉スイカの雌花。小さくても、もう立派なスイカの相貌を整えています。産毛に覆われていて、見れば見るほどかわいい赤ちゃんですね。
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↑6月1日(金)6:20に撮影した大玉スイカの雌花。こちらの雌花にはアリが何匹も往来していて、もうすでに授粉するまでもないと思いました。


雄花!元気がないよ

 今朝、スイカとメロンの授粉作業をするために、畑に入ってきました。人っ子一人いない畑には、まだ靄が消えずに漂っていて、それゆえでしょうか、加湿器から出てきたようなひんやり湿った空気のようで、とてもやわらかです。水に軟水と硬水があるように、空気にも硬軟の違いがあるのでしょうね。早起きして、まことに得をした数瞬です。

 蔓はトンネルから外に這い出していて、1本の蔓には小さな小さな実が付いている雌花が1つ2つ。
 おお、結構たくさん花を付けてるけど、肝心の雄花が見当たりません。どれどれと、トンネルの裾を開け、黄色い花を捜します。絡まった蔓の奥に、雄花が一つ。ところが、その雄花には授粉するための花粉が出ていないんです。花粉が詰まっている雄しべの葯(やく)が未熟で、花粉が出ていません。花粉が出ている雄花を求めてこちらのトンネル、あちらのトンネルと、裾を開けては捜すのですが、熟した雄花が見当たりません。30分くらいそんなことを繰り返し、どうにか花粉を出している雄花を見つけ、5つ、授粉してきました。

 前日、檜山さんがメロンにも授粉したといっていましたが、メロンは雄花、雌花とも未開花で、授粉作業はできませんでした。

 おーい、スイカとメロン諸君、ゆっくりでいいから、大きくなれよ!

 途中経過ながら、ご報告まで。
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↑カボチャの花もスイカ同様の色味ですね。
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↑キューリの花もやはりスイカ同様の色味ですね。
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↑この雌花は昨年の6月18日(土)に撮影したもので、品種はパチンコ台のようなネーミングの大玉スイカのスリーセブン。去年は暑中見舞いに、この雌花の写真をスケッチして出したんですが、もし、お手元にハガキが残っていてれば、ボクのスケッチ力の無さが丸見えですね。
by 2006awasaya | 2012-06-01 11:38 | 真剣!野良仕事