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【真剣!野良仕事】[211=念願の千粒重20gをわずかに超えました]

2013.10.16(水)
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↑まずは今年初めて作ったミルキークイーンを500粒、数えたところです。
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↑数え方をいろいろに変えて、やっと1000粒、数えたところです。所要時間は22分。
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↑1000粒を数え終わったら、次に1000粒の重さを量るために、一個所に寄せ集めるのですが、これ、結構な決断をしないと出来ません。息を殺して、時に鼻息も止めて数えた1000粒ですから。
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↑3回計量して、3回とも19.8gでした。
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↑コシヒカリ1000粒を数えたところです。
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↑まず500粒を一カ所に寄せる。
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↑これも3回計量して、20.3gでした。
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↑左がコシヒカリで右がミルキークイーン。コシヒカリの方が光沢があり、クズ米、が少なかった。

コシヒカリ千粒重20.3g

 深夜に一人、息を殺して、ひい、ふう、みい、よ、と数え、すぐに、この数え方に飽きたので、二の、四の、六の、八の、十と数え方を変え、そうかそうか、生活のあらゆる場面が学習なりと、最近習い始めた韓国語で1、2、3に相当する일(イル)、이(イ)、삼 (サム)、사 (サ)、오(オ)、육 (ユック)、칠(チル)、팔 (パル)、구(クウ)、십(シップ)と10まで勘定をし、さらに日本語の「ひい、ふう、みい」に相当する하나 (ハナ)、둘(トゥル)、 셋 (セ)、넷 (ネ)、다섯(タソ)、여섯(ヨソ)、일곱 (イルゴ)、여덟(ヨドル)、아홉(アホ)、열(ヨル)で、十まで数え、こうやって数え方を取っ換え引っ換えしながら10分が経過し、誰を呪うわけにもいかぬまま、さらに10分が経過。むかし見たヤクザ映画のワンシーンに「卓袱台返し」ってのがあったけど、ひっくり返すに至る心情が判りかけて来たと相前後して、なにやら自制心が急激に緩んできて、それに入れ替わるように憤然とした、名状しがたい獰猛野蛮が肥大してきて、そうか、このままこの肥大を続けているとあの「卓袱台返し」が確実に実行されるなあと、妙に冷静な自分が呟き始めたちょうどその時、10の列が100列、都合1000粒を数え終わったのでした。

 この作業の厳粛な意味を判らぬ人が見たら、なんと無意味なことをする輩なりと、唖然とした表情のまま立ち去るだろうし、カミュにかぶれたことがある人なら、「うーん、この不条理な世界に、まだシジフォスが生きていたか」と、これまた見てはいけないものを見てしまった後悔を奥歯でかみ殺しながら立ち去ったに違いない。

 今年は本命のコシヒカリに加えてミルキークイーンも5畝作った手前、こちらの千粒重もカウントしなくてはいけないので、ミルキークイーン1000粒を数え終えた。所要時間22分。
 自暴自棄状態に陥る前に、間髪を置かずにコシヒカリのカウントに移る。所要時間は18分と4分の短縮だった。

 さて、計量。

 昨年のコシヒカリの千粒重は20g手前だったので、何とか今年の主軸のコシヒカリは20gをオーバーしたいところ。粒の見た目では、ミルキークイーンよりもわずかながら大きく見える。期待している目で見ているから、余計にそう見えるのかもしれないが、計量メジャーに乗せてみると、20gをわずかに超えているように見えるではないか。針がなかなか静まらない。20の目盛りを前後しながら止まった。20gをわずかに超えている!
 都合3度量ってみて、3回ともにコシヒカリの千粒重は20.3g、ミルキークイーンは20gにわずかに届かず19.8gだった。去年のコシヒカリ千粒重を記録したボクのブログ[192=1000粒、カウントしました!])を参照してくだされば判りますが、千葉県のコシヒカリ標準千粒重は20gなので、0.3gとは言え超えた!
 以上、千粒重の巻。

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↑コシヒカリ。
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↑ミルキークイーン。
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↑ふさこがね。
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↑コシヒカリ8とミルキークイーン2の割合のブレンド。

 さて、試食。

 収穫したお米の配分を終えた翌週、お米のメンバーで「食味比べ」をすることにした。この日、銚子で米づくりを始めたメンバーが「ふさこがね」を持ってきてくれたので、食べ比べる選択肢は4つ。
 1はコシヒカリ、2はミルキークイーン、3はふさこがね、4はコシヒカリ8にミルキークイーン2の割合のブレンド米。
 以下、ボクの感想。
 コシヒカリ=パサパサもせず、程よい咬みごたえ。うーん、とてもおいしい。
 ミルキークイーン=少しモサモサした口当たり。冷めたら意外においしいのかも。
 ふさこがね=ブラインドテストだったら、コシヒカリと間違えてしまうかもしれない。ふつうにおいしい。
 ブレンド=レストランや食堂など大きなお釜で炊いたご飯のような、しっかりとした口あたりがあり、びっくりするほどおいしい。
 参加したほぼ全員がほぼ同様の感想を漏らしていたが、食味をあれこれするのって、本当に難しいものだと言うことだけは判った次第。

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↑食味比べに参加した面々です。
by 2006awasaya | 2013-10-17 15:06 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[210=故人を偲ぶ写真が撮れましたよ]

2013.10.1(火)
その節はこの写真を肴に
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↑我ながら、うーん、いい写真だなあとホレボレする写真です。稲穂の抱え方も我が孫を抱くようで、うーん、至福の一葉ですね。

 人生で5回目のお米の収穫を終え、刈り取りを終えた田んぼで撮っていただいた写真です。9月22日〔日〕に最後の収穫を終えた折り、ハサ掛けで干したまっすぐに延びた稲穂一掴みを抱きかかえながら、メンバー各人がそれぞれ記念に撮っておきましょうという話になり、ひとりひとりで撮ったのです。
 気持ちよく晴れ渡ったこの日の天気も良よかったのか、人生の節目節目でさまざまに撮っていただいた写真のうちで、一番こころが晴れている写真が撮れたと自讃しています。
「はーい、とにかく、いい顔、してくださ〜い。美しい情景を思い出しながら、はーい、撮りますよ!」と声掛けしてくれたので、炎天下、全身を汗みずくにしながら草取りをしたこと、一本一本田植えしたこと、なかなかまっすぐに直線を維持できず曲がってしたった田植え機での田植えシーンなどを思い浮かべていたのです。

「アゴ引いて! はい、撮りました。はい、次の方どうぞ」
 つい2週間ほど前に免許更新で撮られた免許証写真と見比べると、いよいよもって我ながら、表情も硬からず柔らかからず、少しばかり誇らしげな人生が撮れていました。パスポートの写真も、免許証の写真も、この写真を使ってくれると嬉しいのですが。

 メールで送信されてきたこの写真を家族に見せましたら、妻は「お葬式の時って慌てて故人の写真を探しまわるよね、葬儀屋さんの一方的な指示があってから。ジイジの時は恭太の結婚式の時に撮った写真がすぐに見つかって、本人もいい写真だと言っていたことでもあるし、それを葬儀用に使ってもらったでしょ。焼香に来てくれた方々からも、いいお顔をされていますね、なんて言われたりしたことがあったでしょ。それと同じで、智昭さんの人生を振り返るにはいい写真だと思うな」と。
 故人を偲ぶ一枚の写真として、この写真を使って欲しいものだと、深く同意した次第です。この写真を肴に、「なんでまあ、あんなに米づくりに夢中になっちゃったか。人の行動ってのはなかなか判らないもんですなあ」とか「あれで日焼けを相当気にしていたようで、日焼け止めクリームをこまめに使ってたんだって。もともと色黒なんだから、気にするのはおかしいって本人に言ったことがあるんだ。そしたら急に機嫌が悪くなっちゃって、きっとセルフイメージは白皙の書斎派を願望していたのかしら」なんて、ひそひそ話をながながとしていただきたいものです。

 『徒然草』に「よき友三つあり。一つは物くるる友。二つには医師(くすし)。三つには知恵ある友」(117段)とあるそうで、それを下敷きに、芭蕉は笈日記に
米くるる友を今宵の月の客
と詠んでいます。
 加藤楸邨先生は、この「米くるる友」について、「実際にお米を携えて来た友と解すべきではなく、常日ごろ面倒を見てくれる友と心の中で言ったものであろう」とクギを刺しています。晩年に近い芭蕉には、よき友が多数いたんでしょうね。

 お米が繋ぐよき思い出。

 今秋もまた、よき友に恵まれて。
by 2006awasaya | 2013-10-01 15:08 | 真剣!野良仕事