【真剣!野良仕事】[132=冬野菜の準備]

2010.9.18(土)
この冬は『ダイコン長者』を目指すぞ!
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↑散水バルブを開くと、散水用のスプレーホースの両側約10mにシャワーが降り注ぐ。

 9月4日(土)、旱天つづきの畑で散水作業をしたのです。各区画の間に散水用のスプレーホースを引き延ばし、バルブの元栓をひねると、まあ、気分もしっとりしてくる女神のシャワー。なにものにも代え難いお湿り。でも、1時間も散水したのに、表土から1センチ幅で湿っているだけで、土中の大半はカラカラ。やっぱり本格の降雨がないと野菜たちは全滅しかねません。

 以前知り合った八千代市の青年農家の須田さんは、「この暑さで野菜たちは自己防衛に走る傾向が見られるんです。例年でしたら、ナスが出荷の最盛期だっていうのに、うちのナスはカチカチ。はやくタネを作ろうとしているからなんですが、石のように硬いナスは出荷できません。もはや砂漠としかいいようがないなあ」と嘆いていました。

 須田さんの畑は散水装置がないので、空模様を気にするしかないのですが、飯島農園は水管理ができる農園。散水装置があるとないでは、まさに、天国と地獄です。

 この散水をした翌週、台風による降雨と、9月16日の豪雨があり、一息ついた畑で本日、冬野菜の支度をしました。

 午前中、落花生はまだ白いままで実が詰まっておらず、もう2週間、このままにしておくとして、トマトにピーマンにナスにカボチャにモロヘイヤを引き抜き、雑草も併せて処分し、耕耘機で畝を起こし直し、T字型の整地板でベッドメイキング。
「うん、我ながらふかふかベッドにシーツを敷き終えた気分だな」などと自画自賛しつつ透明マルチを掛け、さて、ダイコン各種のタネを播くことに。

 先週、サカタのタネの通販ページを眺めていたら、ダイコンページに引っかかってしまって。それで「江都青長」と「冬自慢」をクリックしたら、数日後に送られてきた。江都青長は「青首ダイコンの一種で中まで青い美しいダイコン。肉質は緻密で大根おろしや漬物に最適」という説明文に惹かれてこれを選択。冬自慢は「青首系のダイコン。葉が広がらず、密植に強く、尻詰まりよく、肌滑らかでおいしいダイコン」との説明にうっとり。ダイコンはとにかく葉を広げてお隣に迷惑をかけるので、「葉が広がらず」というフレーズに衝動買いに近い気分。一畝3条全部を江都青長、その隣りの畝には冬自慢2条、煮ものに最適な「おふくろダイコン」を1条、落花生の手前にはこれも卸しでも煮ものでもうまい「聖護院ダイコン」のタネをそれぞれ4〜5粒ずつ播き、12月末の収穫を目指して、間引きに追われる日々が待っている。

 この冬は厳冬と予報されているので、きっとおいしいタクアンができるだろうと、いまからにやにや。自分の作ったお米と、自分で漬けたタクアン、それに大量のダイコン卸しの食事が3カ月後に現実の姿となる。夢見心地。ただ一点、「12月に挙式をあげる次男の結婚式の引き出物にこのタクアンを持たせたいが、間に合いそうもないのがまことに残念」と、このダイコン長者はむにゃむにゃ悩む。
 落花生の跡地にはレタスを予定しようと、またまたサカタのタネのページでも見に行こうか。
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↑トマトにカボチャにモロヘイヤにピーマンにナスを引き抜き、耕耘機でうねった状態。ふかふかベッドのようで、ここに身を横たえたら気持ちいいだろうな。左は小関さんの畝で、サツマイモが成育中。右端にモシャモシャと見えるのが落花生で、9月18日時点で収穫まであと2週間。
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↑風もなく、一人でマルチを掛けるには絶好の「マルチ掛け日和」。二人でこの作業をすると実に簡単に終えられるが、一人だと手前の溝にまずマルチの端を10センチほど埋めて固定し、この畝を大股いっぱいに跨ぎながら向こうの端まで延ばしていく。この作業をベッドメイクに喩えると、シーツを張る工程に似ている。向こうの端をカットし、ピンと張って固定し、畝の両サイドを固定していく。まさしくベッドマットにからげながらシーツをピーンと張った状態に仕上げる。前の写真から1分後、急に雲が流れ日射しを遮ったので、土の色がこんなに変化しているが、この変化は作業をしている間はまったく気がつかなかった。写真を見ながらなんでこんなに土の色が違うのだろう、そうか、あの時、やけに分厚い雲がかかったんだったなあと、写真を見ながら振り返ってみて初めてその訳がわかった次第。
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↑ピーンと張っておかないと、風がそよぐたびにマルチが旗めいて、若葉を出した時点でこすってダメにしてしまう。これから台風がいくつも来ることを考えれば、鏡面仕上げみたいに、ピーンと張っておくに越したことはない。左の畝は「江都青長」、その右隣は「冬自慢」と「おふくろダイコン」のタネを播いた。「聖護院ダイコン」はその右、落花生の手前に播いた。

[成長記録2010.9.18→2010.10.9]
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↑9月18日(土)に「江都青長」と「冬自慢」のダイコンの種を播いて2日後の9月20日、すでに発芽していた。先週来の降雨と土の温度が高かったので、もう土を押しのけて芽が出ていた。
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↑さらに2日後の9月23日になると、双葉も出し始めていた。『ダイコン長者』への小さな、しかし確実なワンステップだ。
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↑9月20日の聖護院ダイコンの発芽。
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↑9月23日の聖護院ダイコンの双葉。多少、欠株が見えるが、まだこれから発芽することもあるので、もう少し様子を見よう。
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↑10月2日に間引きを済ませた「江都青長」の畝。
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↑間引きを済ませた「江都青長」の拡大写真。元気な3本を残して間引いた。
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↑10月9日の「江都青長」の畝。
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↑10月9日の「江都青長」の拡大写真。
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↑10月2日に間引きを済ませた「冬自慢」の畝。
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↑間引きを済ませた「冬自慢」の拡大写真。「江都青長」同様、元気な3本を残して間引いた。
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↑10月9日の「冬自慢」の畝。
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↑10月9日の「冬自慢」の拡大写真。
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↑10月2日に間引きを済ませた「聖護院ダイコン」の畝。
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↑間引きを済ませた「聖護院ダイコン」の拡大写真。「江都青長」同様、元気な3本を残して間引いた。
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↑10月9日の「聖護院ダイコン」の畝。
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↑10月9日の「聖護院ダイコン」の拡大写真。
by 2006awasaya | 2010-09-19 21:17 | 真剣!野良仕事


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