【真剣!野良仕事】[153=ソラマメ問答]

2011.5.17(火)
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↑2011.4.24のソラマメの花。紫に黒に白。源氏物語に出てきそうな色づかい。王朝風の典雅な意匠ですね。
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↑2011.5.15のソラマメはまだ空を向いたままが7割。まだまだ青二才のソラマメですね。
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↑2011.5.15の食べごろはこんな具合。割合でいくと3割。うな垂れている自分を見る思いもする。

え!空を向いているから?

 飯島農園の園主、飯島さんて、ときにヘンなことを突然言い出す。禅問答のようなソラマメ問答が畑で公案されるのだ。公案、つまりは参禅者に与えられる課題と工夫。畑は飯島さんにとっての道場なのか?
 例えば、こんな具合。

飯 島 長谷川さん、われわれ農業者にとっての必携品のカッター、これオルファーって言うの知ってる?
長谷川 ええ、商品名オルファーは知ってます。
飯 島 なんでオルファーって言うのか、知ってます?
長谷川 いいえ。
飯 島 分からないかなあ。刃を折る、折る刃、オルハ、オルファー、ね。
長谷川 なるほど。

 すこし、むっとしたボクの応対、分かりますか。表情も強張っているの、分かっていただけますか。対して、にこやかな飯島さん。 

 つづいて、こんな問答も。

飯 島 そろそろ、ソラマメの季節ですね。あそこの畝のソラマメ、もういい感じですが、なんでソラマメっていうか、知ってますか?
長谷川 分かりません。オルファーと同じなのでしょうか?
飯 島 ピンポーン! 豆が収納されているサヤの部分、あそこが空を向いてるからなんですね。
長谷川 え?サヤが空を向いてるんですか?
飯 島 ええ、それでソラマメ。
長谷川 知らなかったなあ!
飯 島 ええ、花が終わって、サヤの部分が空を向いてぐんぐん、大きくなっていくんです。でも、サヤが空を向いている時期は人間で言うところの青年期のソラマメで、まだ青二才。もうしっかり大人になったソラマメはガクッと首を落としてうな垂れちゃってる。下を向いて反省しているようなサヤのソラマメを収穫するんです。どうです、帰りがけ、もいでいってください。
長谷川 ウヒャー、ありがとう。

 ほぼV字で気分は急回復しているから、こうした禅問答もとてもいいのです。大粒のソラマメ、茹でていただきました。ことし初めてのソラマメでした。
by 2006awasaya | 2011-05-17 20:30 | 真剣!野良仕事


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