新しい命が竹やぶにも芽吹いていました。南房総、平久里の農家の裏庭の竹やぶ。風がそよそよと竹を揺らすたびに、コンコン、カチカチと竹の空洞に反響する音がする。心地よいゆらぎのリズム。足もとには、ちらほらとタケノコの頭が...。ちょうど春休みのお孫さんと、鍬をふるってサクサク堀り。堀りたてタケノコはえぐみも少なく春の味。
さて、フキもいい具合。「数日前の寒さで、霜が下りたけど、おいしいよ」
こちらも、煮付けて一品に。
平久里(へぐり)で生まれ育ったお母さん。この地名は、大和朝廷が黒潮にのり東へと遠征し、南房総をまず拠点としたいきさつの名残とか。奈良にも同じ地名の平群がありますね。
春の新しい命の味。ちょっとほろ苦くて、柔らかい感触。「若さ」の味ですね。 ●タケノコ堀と宿泊のおすすめは、岩井の民宿「小池荘」。このお母さんと出会えます*::::::::::::::::::::::::
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By Yuko iida