【真剣!野良仕事】[17=秋の収穫第一弾]

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↑葉っぱだけは一人前に繁っていますが、肝心のダイコン部分はなんだか未熟で痛々しい姿。これ、実は間引き忘れのダイコンなんです。このままにしていたら共倒れになるので、間引きました。そういえば3週間くらい前に飯島さんから「はじめから1本を残してそれ以外を間引くことはしないように。たとえば、5粒蒔いて5粒全部発芽したら、はじめの間引きでは2-3本を残す。次の週に様子を見て1本に」と説明がありました。次の週、畑に行けなかったので、葉がずんずんと繁って、間引こうにも根元がよく見えなかったもので、それで見逃してしまったんです。シロートは言い訳が長くて。
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↑白菜は元気にスクスク中。カメムシが夏場には異常に発生し、ナスに甚大な被害を与えましたが、夏も終わり、秋になると、憎きカメムシの姿もあまり見られなくなりました。このままで行くと、来週くらいには葉が巻いてきて、フツーの白菜の姿になってくるはずです。でも、なんともいえない、いい色です。頑張れよ!白菜


間引き忘れのダイコン

 我孫子での農業研修10/14に出席した帰り、飯島農園に立ち寄って、ほんの少し農作業をしました。目についた雑草を引き抜き、この夏存分に摘み取ったモロヘイヤ2本を根元から引き抜き、鍬で畝を起こしてから整地して筋をつけ、葉っぱがシワシワでちょっとモッチリとした食感の「縮みホウレンソウ」と昔ながらの茎の根元が赤い「ホウレンソウ」の種を2筋ずつ蒔き、やれやれと隣りの畝を見ると、3週間前に蒔いたゴボウが芽を出していて、みな揃って発芽していたので、2本を残して間引きを済ませ、ダイコンと白菜が順調に育っているのを確認してから引き上げたのですが、次の週末、別な用事で畑に出られず、昨日10/28に2週間ぶりに様子を見に行ってきました。
 白菜は葉を思い切り開いて、中には「巻き」に入っている株もあり、あと2〜3週間もすれば、スーパーなどで見かけるフツーの白菜になる予定です。そうなれば連日、鍋が囲める幸せ。10/28現在、白菜は17株がスクスク中。
 船橋農産物供給センター発行の「おいしい野菜通信」に、簡単で手間いらずの料理として紹介されていた「白菜まるごとフーハー鍋」(婦人部の戸村ちどりさんという印西市の農家の方がすすめていたメニュー)も、自作の白菜でいやというほど、存分に堪能することができます。
「フーハー鍋」は実に簡単過ぎる手順なんですが、ざく切りにした白菜を鍋に入れ、火がついたコンロに載せ、これにベーコンや豚バラ肉を適当に入れ、塩コショウをして、しんなりしてきたら味を確かめつつフーフーハーハーいいながら囲む鍋なんです。いかにも冬のお鍋ですよね。「湯気の向こうにおいしい笑顔」ってコピーがありましたが、まったくその通りの食卓風景が生まれる簡単料理ですが、注意するのはただ一点、火にかけた鍋には水は入れないこと。ポイントはとにかく野菜をたくさん摂れるメニューなんですって。
 さて、同じようにすくすく育っているダイコン。株数を確認しましたら、3種のダイコンを蒔いたんですが、21株(内訳は三浦ダイコンは14株。青首ダイコンは3株。干し理想ダイコンは4株)あり、その後、辛みダイコンのタネも別な畝に蒔きましたので、この冬は白菜とダイコンはお店で買う必要がない豊かな暮らしが目前!
 それで、虫でもついていたら豊かな幸せが暗転してしまいますので、一株ずつ丹念入念にチェックして回りました。すると、なんと双子のダイコンが4株も。え!そんなわけはないと根元をもう一度チェックすると、なんと、間引き忘れで狭いマルチシートの穴の中で2本同時に成長中。多少勢いの劣る方を引き抜きました。それが写真のダイコンです。ゴボウのような貧弱なダイコン。でも、なんだかいじけたようなその姿がいとおしくて、普通だったら剛毛のタワシでゴシゴシやるところ、そっと水洗いして傷がつかぬように車の助手席に丁寧に置いて帰ってきました。(hasegawa)
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↑田舎の学校のメンバーTさん。田舎の学校のメンバー紹介で、ボク、以前に「真剣に農業に取り組んでいる面々」と紹介したんですが、その後に「ぼくは実は真剣に農業に取り組んでいる訳ではないのです。まったくの余暇を楽しく過ごす、それだけなんで、いつかそのように表現を直しておいてください」と頼まれたのがこちらの方です。話をよく聞かぬまま、大雑把な括り方で紹介してしまって。この場を借りてごめんなさい。でも、自分の畝で立派にフツーどおりの太さのダイコンを引き抜くところを撮らせていただいたんですが、この嬉しそうな表情、取り組み方にまじめ不真面目関係なく、収穫時の満足感、分かりますよね。今後ともよろしくお願いいたします。
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↑こちら、間引き忘れのダイコンを抱えて大満足の長谷川です。実は、この写真はTさんに撮ってもらったのですが、その直前までわずか5メートルほどの畝を鋤で起こしていたもので、へとへとにばてています。ヒザなんか、ガクガク。足下にあるスーパーの袋には、穫り忘れのピーマンが15個ほど、唐辛子がたくさん、入っています。でも、なんといっても首に巻いたタオルが夕陽に映えて、自慢じゃありませんが、我ながら惚れ惚れ!
by 2006awasaya | 2006-10-29 17:45 | 真剣!野良仕事


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