【真剣!野良仕事】[27=竹林の整備]

f0099060_9232980.jpg

↑うっそうとした竹薮で整備事業の進め方などを話し合う「おいしい野菜公園2007」のメンバー。

竹薮から竹林へ

 飯島農園の好人舎裏はうっそうたる竹林になっていて、孟宗竹と真竹が権勢をほしいままにしています。飯島さんご本人は「竹薮」と呼んでいまして、この表現の方が当たっているようにも思えます。
「竹林」というと、竹取物語の「かぐや姫」が連想されます。整備が済めば、好人舎裏の竹林の一隅、太く真っすぐな竹の節に、なにかの拍子に発光しながら、輝く姫が出現しないとも限りません。でも、現状ではかぐや姫にご光臨いただくには忍びない薮ぶりを呈しています。

 さらにこのままの薮状態で春4月を迎えても、おいしいタケノコも出ないだろうし、出ても見逃してしまいそう。
 そこで、現役をリタイアした後、かねての宿願でもあったという「植木職」に就かれているtochinokiさん(ブログ上のニックネームで、ここをクリックしてください「tochinokiブログ 」)から、「みなさんといっしょにこの竹薮を整備して、おいしいタケノコ、収穫しませんか」との提案があり、『おいしい野菜公園2007』の立ち上げメンバーで整備をし、来るタケノコのシーズンを迎えようということになったのです。
 実質的な整備作業は昨年の12月からぼちぼち開始していましたが、1月20日(土)の『おいしい野菜公園2007』新年会でtochinokiさんから再度提案があり、以来、有志が毎週土曜日集まって、この竹薮に分け入り、整備が始まったのでした。
 閑話休題。「薮」という単語の意味を広辞苑と字統で引いてみましたが、いまひとつ詳しくないので、同じ白川静先生の『字訓』で引いてみると、「木や草が生い繁ったままで、手を加えていないところ」とあり、さらにそうした放置された状態の薮澤はモノノケなどが潜み暮らすところらしいことがほんのり分かりました。その薮澤の区別は水の有無によるのだとかで、水が流れていれば澤といい、水がなく平原状なら薮。うーん、観察が深いな、日本語。
 さらに、竹林と言わずに竹薮と言うところ、デジタル広辞苑を携帯する飯島さんらしい謙虚に感服!

 話は竹薮に戻って、ノコギリでカットする人、カットした竹の枝を払う人、払った枝を一カ所にまとめる人、運び出す人、そして運び出した竹を3mほどに切りそろえる人と、各人の判断で作業分担をして1週間経ち、2週間経ち、3週間目の2月3日(土)ともなると、理想の竹林の姿、すなわち番傘を差して歩ける程度の間隔で竹が生えている状態に近づきつつあるではありませんか。

 そのあたりの竹林整備の基礎知識は竹林整備ハンドブック(静岡県) 竹林の整備と利用の手引き(香川県)が詳しいので参照していただくとして、さて、竹薮の中のどの竹を切り、どの竹を残すかなどは、tochinokiさんともうひとり、沖縄出身の上原さんの指示を仰ぎつつ、作業は進められました。この上原さんという方はさまざまな理由で耕作が放棄された畑を蘇らせることに情熱を注いでいる方ですが、なにせ、直径10〜15センチの孟宗竹を根本辺りにノコギリを当てて切る作業が一番の重労働で、おもにこのお二人が中心となって作業。いやあ、ご苦労様。
 ところで、メンバーの相互連絡にメールの伝言サービスを使い始め、なんだか、このグループ、先端技術も取り込むなど、やることが結構スマート。

 たとえば、tochinokiさんから以下のようなメッセージが掲示されます。1月23日付けの伝言を引用してみます。
『竹林整備の進捗度は現時点で30%程度です。おいしい筍作りには、遅くても2月中に完了することが必要です。2月末を目標に当面、毎週土曜10:00-15:00の時間帯で皆さん、都合のつく範囲で参加することでいかがでしょうか。おいしい野菜公園の看板の製作も決まりました。廃竹材を利用した「竹垣」による公園のフロント整備も皆んなで考えてはいかがでしょう。飯島さんの検討課題に「炭焼き教室」が挙がっていましたが、時期を見て「竹炭窯」を皆んなで作ってみるのも面白いですね。』
 こんな途中経過がmail で流れてくる!
 凄いでしょ。

 それはさておき、竹薮はもう数回の手当てで美しい「竹林」となって春を迎えることができそうな段階まで漕ぎ着けています。
 タケノコが顔を出したら、またすぐご報告することにします。
by 2006awasaya | 2007-02-04 09:10 | 真剣!野良仕事


<< 【真剣!野良仕事】[28=今更... 【真剣!野良仕事】[26=わが... >>