【真剣!野良仕事】[41=二分の感激、八分の恐懼]

ジャガイモといえばカレーでしょ

 6月28日、飯島さんから農好人の伝言ボードにmailが入りました。
「6月30日(土)は枝豆収穫を予定していましたが、収穫はまだです。代わってジャガイモ収穫を行ないましょう。味菜畑の「スイカまつり」にジャガイモ掘り体験を企画していますので、参加者をご案内しながら、一緒に収穫しましょう」
 これに対して、同日、松本伸一さん「29日から断食修行で30日は参加できません。楽しいジャガイモ掘りになるでしょう、一つ一つの野菜は命です。よろしくお願い致します」のお返事mail。

 え!断食!

 さて、当日の6月30日(土)。朝から味菜畑主催のジャガイモ掘りイベントがあり、そのお手伝い。阿部さんは参加者に対してジャガイモ掘りレクチャーとジャガイモ畑への先導役を飯島さんから指名され、難なく先生役を務める。さすがである。案内する先は、今年の冬にブロッコリーを収穫した畑。

 このジャガイモ畑は松本伸一さん、それに沖縄出身の上原良次さんが畝作りから定植、雑草とり、そして収穫までを面倒見てきた愛着の畑。松本さんはユタカファームという会社の会長で、長いこと農業への憧れを抱きつつ、飯島さんが主宰してきた「田舎の学校」の5期生にして我々のメンバーの中心人物。しかも、最近、千葉県の農業委員会に対して就農を申請し、船橋市では戦後初の、千葉県では5人目の就農者となる予定の人物。離農者が急増する中で、しかも農家とは血縁も何もない方が就農するのだから、これは時代に棹さす先見進取。なんともパワフルな人なのだが、そうか、その源泉は断食修行にあったのか。

 ジャガイモ収穫時も、そして好人舎に戻る帰り道でも、話題はその松本さんの『断食』のこと。
「どこでやるんでしょうね?」
「それはそうと、なんで断食なんか、やるんだろう!」
「なんでも毎年やってるんですってよ」
「毎年、リバウンドの繰り返しじゃないの」
「そんなこと、当人の耳に入ったら大変なことになっちゃうぞ」
 結局は、メンバー各人の関心は「断食明けでどんな変身を遂げて我々の前に現れるか!」の一点でした。

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↑4名分の空席。さて、この席に座るのは誰でしょうか。
 
 好人舎に戻ると、あれれ、女性陣が昼食の準備に忙しそう。掘ったばかりのジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ナスなどなど、新鮮野菜のカレーが竹林テーブルにセッティングされていて、男性陣一同、感激するやら恐懼するやら。男性陣の感情配分としては、二分の感激に八分の恐懼。その感情の正直な現れが、4人の着座をおとなしく待つ4脚のイスでした。
 そして、待つことひさし、料理を作ってくれた女性陣が着座して、改めて「いただきます」「お疲れさま」が繰り返されたあとも、やはり話題は断食修行をして現れる松本さんのことでした。
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↑ああ、和気藹々の竹林ランチ。大内さん、阿部さん、井上さん、それに今年の1月から飯島農園の一画をハーブガーデンに模様替えしたハーブの先生、吉本フジ子さん。テーブル中央の大きなペットボトルには、レモンの香りが清々しいレモンバーベナの冷製茶。口に含むと、実にさわやか。全員、未体験の味でした。野菜のことは飯島さんに、ハーブのことは吉本さんに何でも聞ける。まったくありがたいことだ。ちなみに、女性陣の後ろでサーブするのは、書が上手な大竹さん。
by 2006awasaya | 2007-07-16 22:51 | 真剣!野良仕事


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