↑広ーいブロッコリー畑で、みんなといっしょに虫取りだ!
ありがとう!飯山満南小学校3年生
11月2日(金)の21時12分に飯島さんから回覧mail。
内容は以下の通り。
[明日午前中、飯山満南小3年生がブロッコリーの虫取りにきます。対応よろしくお願いします]
当日、小学生が何時にどこに見えるのか、分からなかったので、好人舍裏の竹林で焚き火をして暖をとっていたら飯島さんから携帯に電話あり。
飯 島 長谷川さん! いま、どちらにいらっしゃる?
長谷川 えーと、竹林で焚き火に当たってます。
飯 島 えー!ちょうど良かった!畑で写真、撮ってくれませんか。小学生とその親御さんがブロッコリーの虫取り、やってくれているんです。
長谷川 ハイ、了解しました。すぐに伺います。
ブロッコリーの畑に行くと、およそ30名くらいの子どもさんと親御さんが、ブロッコリー畑の畝に沿って腰を屈めたり、膝をついたりして、虫取りの真っ最中。
その様子を見ていると、お母様方は割り箸でこわごわと虫を摘んでいるが、子どもたちは「居たあー」「見っけ!」なんて、嬉々として甲高い声を上げながら、なんと素手で摘んでいる子もいる。
引率の先生、高山先生と岡田先生に聞くと、ブロッコリーの苗を定植しにきたのが9月13日。その後、10月20-21日に草取りに来て、本日、11月3日に虫取りに来てくれたそうです。
「無農薬で野菜を栽培することの大変さを子どもたちに分かってもらいたくて、それで飯島農園の協力をいただき、畑にやってきているんです」と高山先生。
片手にポリの袋、片手に割り箸。ポリの袋を見せてもらうと、おお、青虫がぞろぞろ。
飯島さん、そんな子どもたちを眺めながら、
「こんなに集中して虫退治をしてくれると、この冬のブロッコリー、とってもおいしいブロッコリーになりますね」と、とっても上機嫌。おいしい野菜ができることが、何よりも嬉しいのだな。
1時間ほどして、高山先生がよく通る声で、「はーい、みんな! どうもありがとう。お疲れさまでした。虫はいっぱいいましたか? 農薬を使わないて野菜を作るってことは、こんなに大変なことなんです。雑草を抜いたり、今日やったような虫取りをやらないと、おいしい野菜はできないんです。それではそんなおいしい野菜を作ってくれている飯島さんにありがとうを言って、終わりにしましょう」
ふだんは静かな畑に、子どもたちの明るい声が響き渡ります。
その後、虫取り作業をしながら、感じたこと、疑問に思ったことなどを飯島さんに質問し、子どもたちに分かるように答える飯島さん。
生徒A この虫、丸まって地面にいたんですが、なんて虫ですか? 青虫みたいな緑色はしてなかったし、葉っぱに着いてたんじゃないんですが。
飯 島 へー、よく見つけましたね。その虫はヨトウムシって言って、昼間は土の中に隠れていて、夜になって動き出し、若葉が出てくる芯のところをムシャムシャとたべる夜盗蛾という蛾の幼虫なんです。見つけたら、その場で踏みつけたりして駆除してください。去年はそのヨトウムシの被害でブロッコリーが全滅したんです。どうもありがとう。
生徒B 虫取りをやっていたら、同じ株の葉っぱで色の違う葉っぱがあったんですが、それはなぜですか?
飯 島 ええと、葉っぱにもみんなと同じように個性というか、違いがあって、みんなもひとりひとり違う顔だったり、肌の色も違うよね。それとおんなじ。それでいいかな。
そんな子供電話相談室みたいな質疑応答があり、ブロッコリー虫取り作業は終了しました。どうもありがとうございました。40名前後が一斉に虫取りをするって、人海戦術のすごさを改めて感じました。飯山満南小学校3年の皆さん、父兄の皆さん、どうもありがとうございました。
その虫取り作業をスナップ写真で紹介していきましょう。