【真剣!野良仕事】[62=長谷川の宝もの]

2008.2.24
庄内のお雛様
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↑阿部さんからいただいた絵手紙からお雛様だけを切り抜いてみました。もうすぐ雛祭りですね。
 2月23日(土)は昼過ぎから春の嵐が吹き荒れ、畝に整然と並ぶビニールのトンネルがはがれたり、乾ききった畑の土を吹き上げ、空一面を土埃の霞に変えたり、口の中もじゃりじゃり。眼鏡もうっすらとアンバーでコーティングしたよう。きっと中国大陸の黄砂もこんな状態なんだろうなと、話しながら引き上げてきましたが、天候激変する前の午前中は小春日和そのもの。「いい陽気でよかったですね」「穏やかで助かります」そんな長閑な会話を交わしながらの味噌づくりだったのです。
 ちょうど1年前(2007.2.18)の味噌づくりのことはこの「真剣!野良仕事」の30-31でも報告しましたが、痺れるほどの寒い日で、たえず体を動かしていないと意気込みまで凍ってしまいそうな日でした。かんでもかんでも洟みずがたれてきて、始末に困った覚えがあります。そんな厳寒で仕込んだ故でしょうか、2007年度の味噌は仲間内でも評判は上々の味噌でした。さて、2008年度の味噌はどんな出来になるのか、味の評価は今年の秋まで待たなくてはいけません。
 味噌づくりの様子はまた別の機会に報告するとして、前便61の「飯島さんの宝もの」に引き続き、「長谷川の宝もの」自慢です。
 畑の仲間で山形の庄内ご出身の阿部さんご夫妻については、たびたび紹介させていただいていますが、その奥様から絵手紙をいただきました。私信ですから自分の文箱にしまい込んでおくものでしょうが、なんとももったいなくて、味噌づくりを済ませ、後片付けをしているときに「阿部さん、いただいた雛祭りのお手紙、ボクのブログに貼り付けてもいいでしょうか」と承諾をいただき、ここに紹介します。阿部さんの旦那さまは藤沢周平先生の小説に出てくる海坂藩の作事奉行のような雰囲気の方で、酒田のご出身。奥様は鶴岡のご出身。
 もともと、ボク、最上川流域はどこも大好きなんですが、河口の酒田と鶴岡が中でも大好き。出版社勤務だったころ、なんとか理由を付けては山形に行ってました。
「お雛様は本間さまと酒井さまのお人形が立派だけど、大石田にも米沢にもたくさん公開するお宅があるから、最上川の流れに身を任せて雛紀行なんて記事が構成できるな」とか、「夏が近づくとダダ茶マメが恋しくなるなあ。奥羽の脊梁を挟んで伊達と最上の味覚対決なんておもしろがってくれるかな」とか、「山形新幹線が新庄まで延伸するとなると、上越新幹線と東北新幹線を使ったダブルハート周遊ができそうだな」とか、「奥の細道を英訳したイギリス人が『ぼくの細道』って本を出したけど、句界を牽引する金子兜太先生と紅花の咲く頃に対談してもらうと面白いだろうな」とか、山形を思い浮かべながらいろいろプランを練っていました。
 なかでも一番の思い出が鶴岡の酒井家にお邪魔して撮影させていただいたお雛様。すっかり忘れていたその折のことを、いただいた手紙を読みながら思い返していました。
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↑いただいた絵手紙。巻きものになっていて、中央にお雛様。e-mailとは違って、和紙の手触りを楽しみながら読み進めるdirect-mailってすごいすごい。
by 2006awasaya | 2008-02-24 12:26 | 真剣!野良仕事


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