カテゴリ:南房総( 4 )

【新しい命をいただく春】

新しい命が竹やぶにも芽吹いていました。南房総、平久里の農家の裏庭の竹やぶ。風がそよそよと竹を揺らすたびに、コンコン、カチカチと竹の空洞に反響する音がする。心地よいゆらぎのリズム。足もとには、ちらほらとタケノコの頭が...。ちょうど春休みのお孫さんと、鍬をふるってサクサク堀り。堀りたてタケノコはえぐみも少なく春の味。
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さて、フキもいい具合。「数日前の寒さで、霜が下りたけど、おいしいよ」
こちらも、煮付けて一品に。
f0099060_17301830.jpg平久里(へぐり)で生まれ育ったお母さん。この地名は、大和朝廷が黒潮にのり東へと遠征し、南房総をまず拠点としたいきさつの名残とか。奈良にも同じ地名の平群がありますね。
春の新しい命の味。ちょっとほろ苦くて、柔らかい感触。「若さ」の味ですね。 ●タケノコ堀と宿泊のおすすめは、岩井の民宿「小池荘」。このお母さんと出会えます*::::::::::::::::::::::::
http://www.awa.or.jp/home/koikeso
By Yuko iida
by 2006awasaya | 2006-04-05 17:35 | 南房総

【うららか、お花見ドライブ】

宇宙は刻々と変化して2度と同じときはありません。
なんて、あまりに壮大すぎるけれど、自然の近くに暮らしていると、
それが真実だと実感できます。
さて、この冬の寒さは「こんな寒ういの、やだようー」と南房総人を震えさせましたが、草木もじっとこらえてさぞ大変だったことでしょう。
そのおかげで!まるで北国の春のように、南房総も今春の花々が一斉に、咲き乱れております。里の中に、桜、梅、菜の花、水仙、椿、れんぎょ、たんぽぽ....
昨日は花見、花狩りドライブでちょっと鴨川まで。
内房の岩井から東へ、平久里へ抜ける道にはツンととんがった頂きの、「伊予ガ岳」。
その山裾をうららかな草花が春の陽射しをあびてます。
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そこから、鴨川の金束方面の山道へ。梅の並木と菜の花が続きます。普段めったに車が通らないので、おばあちゃんが道を横切ったりします。
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それから、鴨川の大山の千枚田付近。このあたりは鶯のホーホケキョとカエルの声の天然BGM.うららかな春の里、満喫できます。
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百花繚乱、awa の里へ。
YUKO IIDA
by 2006awasaya | 2006-03-30 12:40 | 南房総

【イワンボを拾う一家】

 春分の日、いまは町村合併で南房総市と名前を変えた富山町。そのお隣、鋸南町の岩井袋へ行ってきました。
 ここ、イワンボが拾える海岸なんです。大潮だともっと深いところまで入っていって、ズボンのポケットをいっぱいにするまで拾えるんですが、この日は生憎の小潮。しかも、まだ寒いから泳いで海の中までは入れないし、おまけにもう潮があげてきていて、拾う時間がどんどん少なくなってくる。風も冷たくなってくる。沖を見ると白波もたっている。
 持参した長靴に履き替えて、妻と子供と一緒にイワンボ拾い。ぼくにとっては至福のひととき。濡れようがお構いなしにジャブジャブ水の中へ。
 でも、残念だけど、イワンボはなかなか姿を見せてくれない。それでもじっと水の底を見据えていると、おっと、あった。
 一つ拾えると、すぐ隣りに二つ、三つと嬉しい連鎖。
 こうして小半時でおよそ200個が収穫できた。
 その喜びの顔をカメラマン・飯田裕子さんに撮っていただいた。なんとも晴れやかな記念写真!
 その晩、自宅にもって帰って水洗し、日に干したところを写真に収めた。200個ってこんな感じの量。
 そもイワンボって網の錘ですが、一つ一つはいい顔をした海からの贈り物。最近ではじつにかわいいと思うようになってきた。
 こんど、一緒に拾いに行きましょう。
 イワンボを拾う一家の写真は飯田裕子さん撮影です。
(HASEGAWA)
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by 2006awasaya | 2006-03-22 15:21 | 南房総

【鳶の急降下】

 春分の日のこと。前日から南房総市に住む写真家・飯田裕子さん宅へ出かけていました。仕事の下見を兼ねて、旧富山町内を車で走り回っていたんです。道の駅「富楽里」の2階のお惣菜屋さんで山菜おこわ、イワシのハンバーグ、若鶏の唐揚げなどを買い求め、すぐ脇の丸テーブルで空腹を満たした後、平群地区にある平久里天神社まで行った帰り道のこと。道の両側は田植えの準備に入っていて、水を引き入れた田を鋤き起こすトラクターがのんびりと作業を続けています。のどかに広がる田園。
 ふと、飯田さんが左の田んぼを見つめながら、
「あれ、なにしてんだろ」。
 好奇の声をあげるのです。
 「ちょっと車、停めて!」。
 幸い、スピードを出して走っていた訳ではないので、すぐに車を止めることができましたが、なにがなんだか、キツネにつままれるというか、鳶に油揚さらわれた顔つきをしていたんだと思います、あとで思い返してみると。
「ほらほら、鳶が群れをなして旋回してる!」
 なるほど、10羽前後の鳶が上空を旋回しています。
 このあたりは海にも近く、漁村でもあるので、鳶が空を旋回しているのは日常の風景。そんな日常の見飽きた風景であることはボクらよりも先刻承知の上での注意喚起。車を停め、さらに脇道の農道に入り、じっと観察しやすい場所で車を停めました。場所は鴨川富山線の二部あたり。
 以下、その一部始終。
  10羽前後の鳶がトラクターめがけて急降下し、あたかもトラクターの運転手を襲っているように見えたのは、なんと、トラクターで起こされた田からオケラやカエル、ヘビなどが水面に浮かんでくるのを、上空で旋回しながら狙いを定めて急降下。鷲掴みにしてタッチアンドゴーして大きな翼を羽搏きつつ、掴んだ虫たちを啄み、再び急降下。
 初めて見る光景に見とれてしまいました。
(hasegawa)
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by 2006awasaya | 2006-03-21 23:00 | 南房総