カテゴリ:稲の観察記録( 27 )

稲の観察記録[第17回]

2007.8.24
稲の観察記録[第17回]
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安藤  8月26日朝6時半自宅前出発、私の運転する軽自動車にA子を乗せ、豊富(とよとみ)の飯島さんの田んぼにむかった。飯島さんの地図によると、田んぼは船橋市豊富ではなく、八千代市桑橋金堀境(そうのはし かねほりざかい)となっていた。
 天気は晴れで、夏の早朝の風が気持ちよい。簡単な地図なのに、迷わず到着。見わたす限りの田んぼに、色づきはじめた稲穂が頭をさげている。近づいて見ると、一つの株がどれもバケツ稲より大きく、たくさんに分けつしていた。
ここに足をはこんで、A子は自分が育てているバケツ稲を、この田んぼに育っているたくさんのイネとつなげて、広がりをもってとらえることができたのではないかと思ったのは私の都合の良い解釈か。
 A子はあぜ道にすわってイネの香りを満喫しながら案山子と稲のスケッチをした。A子の頭に赤トンボがとまる。

飯島 稲は穂が出てから登塾するまで、あっと言うまです。登塾するとともに、穂が垂れ下がります。その姿に「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」という言葉があります。この言葉の意味するものはわかりますでしょうか。
by 2006awasaya | 2007-08-24 21:47 | 稲の観察記録

稲の観察記録[第16回]

2007.8.17
稲の観察記録[第16回]
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安藤  A子のバケツ稲がけなげに花を咲かせているのを見ていたら、広い田んぼに一面イネの穂が花を咲かせて、風にゆれている情景が頭に浮かんできた。
「うーん。A子のバケツ稲の兄弟はどうしているんだろうか」。 兄弟に会ってみたいものだ。 A子にも会わせたい。即、苗の育ての親、船橋の飯島さんに電話し、「飯島さんの田んぼ」訪問が実現することになった。田んぼに行く日を8月26日の朝と決めたが、この日は飯島さんは不在とのこと、ファックスで田んぼの地図を送ってくれた。

飯島 地図を見て、思い出しました。小学生の頃、車もなく、歩いて田んぼにいったのですが、異国のように遠い場所に思えて田んぼに行く時は、おむすびの弁当持ちで、一日中田んぼで過ごし、退屈でした。しかし、夕方にはきれいな富士山が見え、退屈を忘れて帰った覚えがあります。
by 2006awasaya | 2007-08-17 08:48 | 稲の観察記録

稲の観察記録[第15回]

2007.8.10
稲の観察記録[第15回]
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安藤 花が咲きはじめてから約10日がたち、実が充実しはじめたようだ。穂がたれてきている。夏休みもあと数日で終わる。「イネづくり」は秋まで続くが、「自由研究」の方は一区切りつけて学校に提出しなくてはならない。

飯島 稲の背が小さくなるとは初めて知りました。ビックリです。すごい観察力ですね、感心しました。
by 2006awasaya | 2007-08-10 08:36 | 稲の観察記録

稲の観察記録[第14回]

稲の観察記録[第14回]
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安藤 ネットで見ると、この時期に必要な仕事として「スズメよけ」がある。穂が実りはじめると、すぐスズメにねらわれる。庭先のバケツ稲でも事情は同じらしい。このことを私がA子に説明して、対策の準備をすすめることにした。

飯島 つぎつぎと考えますね、すずめですか。農家はすずめが来てから対策したりしています。どの方法が有効的でしょうか、楽しみです。私の田んぼの場合、家族で稲づくりをしている皆さんは花見と同時に案山子つくりをしていますよ。
by 2006awasaya | 2007-08-04 06:37 | 稲の観察記録

稲の観察記録[第13回]

稲の観察記録[第13回]
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安藤 お盆が終り、夏休みもあと2週間を残すだけとなってきた。A子は例年なら自由研究のまとめを今から本格的にとり組まなくてはならないのだが、今年は5月からの観察を積み上げてきているので余裕である。

飯島 稲の花はとても小さくて、しかも咲くのは午前中の短い時間。農家とて、田んぼの全体は見ても、ひとつ、ひとつの花まで見たことがない人が大勢います。むずかしかったでしょうね。よく観察しました。
by 2006AWASAYA | 2007-07-27 18:34 | 稲の観察記録

稲の観察記録[第12回]

2007.7.20
稲の観察記録
稲の観察記録[第12回]
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安藤 くわしく見ると、花は2つの順番にしたがって咲いていくということがわかった。
 ⅰ 1つの株から順番に新しい穂が成長して、そこに花が咲いていく。
 ⅱ 1つの穂の花を見ると、元の方から穂先にむかって順番に咲いていく。

飯島 稲の花が同一に咲くと、お米が粒ぞろいに実る仕組みになっています。一つ一つの花が開いてしぼむ時間は1時間から2時間ぐらいですね。そして大体はお天気の良い午前中です。ヤゴも成長しているんですね。気になったのですが、ヤゴは何を食べて、大きくなるのでしょう?
by 2006awasaya | 2007-07-20 15:58 | 稲の観察記録

稲の観察記録[第11回]

2007.7.14
稲の観察記録
稲の観察記録[第11回]
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安藤 花が咲こうとしているのに大雨がふる。ちょうど月遅れのお盆。イネの穂に花が咲いた。「 え!? これがイネの花なんだ !! 」 それにしても小さい。拡大鏡を持ち出してのぞく。黄色い花が風にゆれているのが見えた。

飯島 穂が出て、お米になるまでの時期、やっぱりお水がいっぱい必要です。雨はきっと大喜びなんです。風は大敵ですが、負けない強い稲に育ちましたね。
 ところで、大雨は人にとっては洪水をまねいたり、困ることがありますね。実は稲を作っている田んぼはこの大雨をしっかり貯めて、洪水から守るダムの役割をしています。田んぼはお米も作りますし、このダムとしての役割もとても大きいのです。
 稲の花、見ましたか。とても小さくてかわいいですね。
 雌しべが1つ、雄しべが6つ、ルーぺなどを使わないと見えないほど小さいですが、なにかの機会に見て下さい。農家でも稲の花は小さくて見てない人がいっぱいいるんですが、我が家の田んぼではルーペを持ち寄って、「稲の花見」をしています。
by 2006awasaya | 2007-07-15 09:55 | 稲の観察記録

稲の観察記録[第10回]

2007.7.7
稲の観察記録
稲の観察記録[第10回]
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安藤 花のつぼみがついたという報告。はじめて出会うイネの花はどんなものなのか、A子の期待がふくらむ。

飯島 大きく育った稲の力で、これからお米を作るのですが、稲が生育する速さはモウレツですよ。大げさに言うと目にも止まらないスピードでお米になっていきますよ。
by 2006awasaya | 2007-07-07 11:35 | 稲の観察記録

稲の観察記録[第9回]

2007.7.1
稲の観察記録
稲の観察記録[第9回]
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安藤 バケツ稲の取り組みをネットで見ると、写真を使って日記風に記録をまとめているものが多い。しかし、私はなるべく写真を使わず、目に映ったイネの様子を絵に描くことで成育を追わせたいと考えた。自分の力で、継続して日々の記録を積み上げることがA子にとって最大の財産になると思ったからだ。

飯島 水、水、水・・・・・・・ですね。
by 2006awasaya | 2007-07-01 09:30 | 稲の観察記録

稲の観察記録[第8回]

2007.6.22
稲の観察記録
稲の観察記録[第8回]
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安藤 8月に入り、毎日気温30℃の晴れの日が続く。夏休みも本番だ。バケツ稲は水がどんどん蒸発するので、このところ水を足すのが日課になっている様子が記録からわかる。
 A子のパパは大の釣り好き、魚好き。ふだんは会社が忙しいが、日曜には子ども達を水辺に連れて行く。メダカ、タナゴ、フナなどをとっては家の水槽に。ヤゴはそのときつかまえてきたものだ。A子は「ギンヤンマかもしれない」とう化を楽しみにしている。

飯島 まもなく、出穂ですが、この時期は暑さも重なりますが、稲もとっても、水を必要とします。この時期に水不足になると米の実のりに大きく影響するので毎日田んぼへ行ってどんどん水を入れないといけない、たいへんな時ですね。
by 2006awasaya | 2007-06-23 00:35 | 稲の観察記録