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稲の観察記録[第4回]

稲の観察記録[第4回]
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安藤 A子といっしょに買物に出かけた。買った品は観察記録作成のための四ツ切画用紙、観察メモを書くハガキ大の用紙など。買物の帰りにA神社に立ち寄った。参道の鳥居にかかる太い大きなしめ縄。太いところは直径1メートル半もありそう。そして長い。10メートル近くもあるかもしれない。「あれ、稲のワラで作ったんだよ」「すごく重そう!どうやってあそこまで持ち上げたのかな」などとおしゃべりしながら、ずっと見上げていた。A子には、今、育てはじめた緑のイネと、このしめ縄とはまったく結びつかないようだった。

飯島 強い日差しをエネルギーにどんどん伸びる時期ですね。その姿を見て、水を替えたり、土を入れたりするなどは、田で稲つくりをしているわれわれでは とても考えつかないことですし、稲に想い寄せる姿を感じます。
by 2006awasaya | 2007-05-25 14:15 | 稲の観察記録

【真剣!野良仕事】[38=労作の写真集]

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↑文芸社刊『東京「農」23区』のカバー。表紙を飾る写真は、東京都西新宿の都庁舎を見上げる田んぼでの収穫風景。

立派に主役を張る農業

 飯島さんから電話をいただきました。

飯島  高橋淳子さんというカメラマンさん、知ってます?
長谷川  いいえ、あいにく。
飯島  農業シーンを専門にしているカメラマンさんなんです。いつか、農業関連の会合があり、その折、紹介されて。で、新刊が出て送ってくれたんです。
長谷川  なんという本ですか。
飯島  ええと、『東京「農」23区』という書名です。
長谷川  その高橋淳子さんという方、おいくつくらいの方でしょうか。
飯島  長谷川さんと同じくらいじゃないですかね。

 電話をいただいたとき、ちょうどweb検索をしていたところでしたので、グーグルで検索してみましたら、高橋淳子さんのホームページがすぐにヒット。

長谷川  東京にも農業シーンがいろいろあるんですね。今度、その本、拝見させてください。
飯島  ええ、好人舎でお渡ししますよ。

 そんなことがあり、読ませていただきました。
 本の帯にも「こんなところに田んぼがあった!」と書いてあります。まさしくそんな驚きの本です。
 ボクは昔、江戸川区小岩に住んでいました。駅から少し外れたところには畑や田んぼがたくさんありました。そんな農業現場がだんだん姿を消し、農業区であった江戸川区がすっかり様変わりし、稲作の田んぼは絶滅してしまったと思い込んで現在に至ります。でも、江戸川区の南部、鹿骨とか篠崎、一之江あたりでは健在だったことがこの本で確認できて、すこしほっとしています。
 ところで、江戸川区は東京の辺境ですが、都心といわれるエリアでなお、農業に従事されている方がこんなに多いとは。東京の地名を冠にいただいた亀戸大根、練馬大根、小松菜なども調べてみれば、しっかり先祖の地で作られていたんですね。
 でも、実際のところ、都心での農業シーンは農産物生産の現場というよりも、都会人の精神生活回復の現場という印象を強く持ちました。だって、そこで働いている人たちの表情が実にイキイキしてるんですもの。
 それにしても、ああ、農業ってパワーがあるんだなあって感じ入りました。稲作が日本人の基礎部分を支えてきただけに、どんなロケーションであっても似合っているなあ、超高層のビルを背景にしても、都電の線路脇でも、立派に主役を張ってるなあと。

 飯島さん、いい本を紹介してくだすってありがとうございました。
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↑本文で紹介されている『農』の一こまのうち、昔、通っていた会社が都電沿線にあり、その近くで稲作が行なわれていたので懐かしく、ピックアップしてしまいました。何のためにこんなところで稲作をと写真説明を読んで納得。祭りで担ぐ神輿の屋根にとまる鳳凰がありますが、その鳳凰にくわえさせる稲穂をよその土地で調達するのではなく、地元で調達していることが分かり、なんとも新鮮でした。
by 2006awasaya | 2007-05-19 19:05 | 真剣!野良仕事

稲の観察記録[第3回]

稲の観察記録[第3回]
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安藤 今どきの小学生は学校がけっこう忙しい。忙しい合間をぬって、夕方週1回ほど観察記録作成の時間をとった。わが家の居間が作業場である。時間は約2時間。リラックスした雰囲気でA子がしゃべり、私がそれを聞く。話題は日常の四方山(よもやま)物語。一区切りつくとお茶を飲んで終了となる。

飯島 農薬を使用しない除草の方法の一つに米ぬかを撒くやりかたがあります。これは苗が元気でないとうまくいきません。これを知ってのことなのかなあ。
by 2006awasaya | 2007-05-18 00:25 | 稲の観察記録

稲の観察記録[第2回]

稲の観察記録[第2回]
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安藤 わが家に届く産直の野菜にまじって、イネの苗束が無造作に入っていた。去年の4月30日のことである。他の野菜は栽培した方の一言とお名前カードが入っているのに、この苗束にはそんなメッセージは何もついていない。ちょっとそっけないなと思いながら、とりあえず発泡スチロールの箱二つに植えた。わが家用とA子用である。

飯島 苗は子ども劇場の田んぼクラブの皆さんが、種まきしたものです。10数年間続けて種まきから始めるお米づくりをしています。元気に育ちますよ。
by 2006awasaya | 2007-05-14 11:40 | 稲の観察記録

【真剣!野良仕事】[37=春菊の花]

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↑ボクのところに届いた私信ですが、春の香りを独り占めしておくのがもったいなくて、このページに貼り付けてしまいました。

食べてよし、見てよし

 絵が描ける方って、ほんとうに素敵です。「春菊の花、咲いてたよ」と言葉で伝えられても、「あ、そう」で終ってしまうのがふつうですが、こんな素敵な絵手紙をいただくと、いますぐにでも仕事なんかほっぽり出して畑に行きたくなってくる。ああ、気もそぞろ。

 我が家の玄関にマーガレットが咲いています。10苗くらい買ってきて、ポットに植え替えただけで結構がんばって咲いてくれています。いつも水をやるのを忘れ、放ったらかしにしていますが、それでも結構がんばって咲いています。適時に水をやらないものだから、すぐにしんなりして。で、慌てて水をやると、まあ、やったその場で茎から花までしゃきっとしてくる。なんとも健気。

 で、改めてそのマーガレットを見たら花びらが白いんですね。春菊は花の部分が全部黄色。そんな違いに気がつく一方で、葉っぱとか茎はどちらもそっくりで、ボクの中では春菊は食べるもの、マーガレットは鑑賞するものという区分けが出来ていて、それこそ、両者まったく別物と思い込んでいたんです。そうか、こんど、マーガレットをお浸しにでもして食べてみよう。

 そんなことを含めて、花についてのほんのりとした興味をもたせてくれた阿部さん、ありがとうございました。
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↑玄関先に咲いているマーガレット。お正月からずっと咲き続けていて、もうしっかり元もとったし、さて、今夜あたり食べてみようか。でも、webでマーガレットについて調べてみたら、和名を『木春菊(もくしゅんぎく)』って言うんですね。茎などが木質化するので、この名前があるらしい。煮ても硬くて食べられないか。

 追伸。6月2日に久しぶりに畑に出たら、お隣の大内さんから大きな声でひそひそ話。
「阿部さんから聞いたんだけど、アレ、マーガレットじゃないんじゃないかって。ええと、ノースボールとか、ノースポールとかじゃないかって。一度確認したら?」と。
 幸いにもすぐ近くにその阿部さんがいらしたので、聞いてみました。花の大きさや背丈など、ボクの分かる範囲の説明をしたら、やはりマーガレットではありませんでした。マーガレットだったら、花はもっと大きいはず。お花屋さんの店先にいくつかの花の苗が売られていて、きっと、ネームカードが間違えてささっていて、マーガレットにちがいないと思い込んでしまったのでしょう。正確には阿部さんの直感どおり、ノースポールでした。いはやは、そもそもお花の名前も種類も知らないってことがバレバレ!いはやは。今後とも、よろしくご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
by 2006awasaya | 2007-05-11 12:27 | 真剣!野良仕事

稲の観察記録[第1回]



稲の観察記録[第1回]

 船橋農産物供給センターでは、毎年、春先の時期に、野菜ボックスをとってくれているかたに、稲の苗を入れています。稲を育ててくれればいいという農家の思いから始めたことですが、なんと、その苗を育て、収穫し、脱穀・精米し、さらに稲ワラをなってお正月飾りまで作ってしまった小学生がいました。その観察記録を今日から週一回のペースでお届けします。野菜ボックスに苗を入れた農家の飯島幸三郎さんと、その野菜ボックスをとっていた安藤弘さんに、観察記録についてのコメントを添えてもらいました。

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安藤 隣家に小学校4年生(当時)のA子がいる。年令は私と60才以上も離れているのだが、おたがい友達としてつきあっている。この作品はA子が私に助言してもらいながら、自宅の庭で育てた「バケツ稲」の観察記録である。表紙の文字はA子が毛筆で一気に書きおろした。子どもらしい、のびのびした文字の一画一画にA子の気持ちがこもっていて、立派な出来ばえだ。

飯島 毎年、この季節の野菜ボックスの中に、毎日食べるお米の生育を楽しんでもらおうと稲の苗を添えています。意外と稲は強く、たいていは土を選ばず、少しぐらいの日陰でも育ちます。これを育て、観察した日記が始まります。とても楽しみです。
by 2006awasaya | 2007-05-10 23:01 | 稲の観察記録

【真剣!野良仕事】[36=竹林からの絵手紙]

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↑4/7に行なわれた『竹林コンサート』。そのおり、お茶目な三人組の乙女たちをご紹介しましたが、そのうちのおひとりが飯島さんに宛てた絵手紙。なんとも素敵な絵手紙なので、ここに紹介させていただきました。

春の香りを調理する

 確か4月24日の夕刻でしたか、「長谷川さん、いま、大丈夫?」と、飯島さんから電話あり。はいはい、大丈夫ですと返答すると、「ところで、井上ひさし、好きですか?」 大学の遥か先輩に当たられる作家さんです。ましてや米をはじめとする農産物の諸問題に対しても大変な時間を費やしてウオッチングしている稀代の作家さんをつかまえて、好きもキライもある訳がなく、ただただ畏れ多いの一言ですが、そんなこんなで返事に窮していると、「井上さんの作品で『紙屋町さくらホテル』という芝居があるんですが、ご存じ?」「ええ、知っています。こまつ座でしたかね」「ええ、その公演が船橋であるんですが、行きません?」「うーん、えーと」「明日なんですが、行けます?」「え、明日?」「ええ」
 こんな会話を交わして、急転直下、こまつ座公演に行くことになったのです。
 電話を切る直前に、「阿部さんから大変なものをいただいちゃいまして。長谷川さん、調理していただけると嬉しいのですが」という謎めいた物言い。

 実は2週間ほど前の4/1に飯島さんから「だって、エイプリルフールですものね」なんて軽く担がれて、とんだホロ苦い思いを奥歯で噛み締めたばかりだったこともあり、飯島さんの発言には多少の警戒心を発動していた矢先、「大変なもの」「調理してください」ですもの、さて、なんだろうという疑念が先に立って、「それでは明日の夕方、楽しみに会場に伺います、時間に遅れずに伺います」と電話を切ったのです。

 この日と翌日は、結構真剣に仕事が立て込んでいて、ほんとうのところ、芝居どころではなかったのですが、「阿部さん」「大変なもの」「調理してください」が三題噺のごとくにいろいろなストーリーとなって頭蓋を飛び跳ねていたので、一刻も早くその「いただきモノ」を見てみたかったのでした。もちろん、こまつ座の公演も三題噺とは別に魅力的で、頭の中の仕切り線と言うか、パーテーションの仕切り分けがまったく上手く行きませんでした。仕事100%だったものが、飯島さんのお誘いを受けた直後、仕事20%、阿部さん三題噺45%、こまつ座35%といった仕切り分けになってしまいましたもの。

 阿部さんという方は、ボクと同じく、飯島農園のオーナー制のメンバーで、山形県のご出身。いつもご夫婦で畑にお見えになるんです。ご主人は酒田、奥様は鶴岡のご出身で、ともに庄内。いや、雰囲気から言うと庄内藩というか「海坂藩」の作事奉行って感じなのです。

 そんな山形方面と関係あるモノに違いないけど、はて。ふるさとのお土産で飯島さんがちょっとばかり興奮するものと言えば、おいしい枝豆の「だだ茶豆」かな、ふるさとの豪商・本間さま関連の何かかな、はて、なんだろう?

 実はボク、昔から山形びいきで、東北6県の中でも群を抜いて山形が好きでした。
 仕事の関係で秋田の湯の国ぶりが好きな時期があったり、岩手の高潔が好きで好きでどうしようもない時期もありました。宮城の伊達っぷりが妙にまぶしい時もありました。福島は会津にしか興味が持てないこともありましたが、とにかく広大で、浜通方面は目を向けたこともなく今に至っています。青森は北辺過ぎて、焦点を結ぼうにも霞んでしまって、イメージを結ぶのに目を細めなくてなりません。そこへいくと山形はほどよい距離でいてくれることもあり、しかも、源流から河口まで一県内で完結する最上川がしっかり県内各所を潤しているようで、その様子を思うだけで心が和んでくるのです。一川一県が県としての十分条件と考えているので、この一事で「ああ、自分は山形県が好きなんだなあ」と思っているのかもしれません。

 とにもかくにも必死になって仕事を始末し、自宅から徒歩10分で駆けつけた船橋文化センターはたいそうな混雑ぶり。ありがたいことに、観劇のお客さんは圧倒的に女性が多く、飯島さんを見つけるのに困難は感じませんでした。ああ、はやく阿部さんからのあずかりものを見たい!
 そして、飯島さんから見せていただいたのが「阿部さんからの絵手紙」だったのです。「阿部さん」「大変なもの」「調理してください」の三題噺、ボクの中では見事にオチがついたのでした。飯島さんの考え方、言葉の順列、面白がりよう、そんな部品の組み合わせ方が形になったようで、こまつ座公演『紙屋町さくらホテル』のスターである辻萬長扮する海軍大将長谷川清の律儀に共鳴する一方で、大いに得心したものでした。

 ところで、阿部さんの絵手紙の中に、なんだかとっても変わった落款が捺してあります。よくよく見れば絵とも文字とも見えますが、ひょっとして秘密の暗号か? どうにも分からないので、電話をしてしまいました。

長谷川 夜分、まことに申し訳ありません。あの、飯島さんに出された絵手紙に捺してあった落款なんですが。
阿部 ああ、あの落款のこと? いま、絵手紙を書いた本人がすぐ横におりますから代わりましょう。
冨美子 あの、もしもし、代わりました。
長谷川 突然で申し訳ありません。唐突な問い掛けで申し訳ありませんが、あの落款が妙に気になりまして。あれは絵でしょうか、それとも文字でしょうか。
冨美子 ああ、あれね、あれ、トンパ文字っていって、中国旅行をしたおり、雲南あたりだったかしら、面白いなと思って、自分の名前を彫ってもらったの。
長谷川 自分のお名前って言うと、漢字一字に絵文字が一字って関係になってるんですか。
冨美子 一番上右の文字は大きな声で「アーッ」と叫んでいる形だそうです。一番下の文字は子供が楽しそうに踊ってるって文字で、漢字では「子」に相当するということでした。
長谷川 ああ、なるほど。言われてみれば、そのようにも見えますね。いいですね、トンパ文字って。古代エジプトのヒエログリフみたいなもんでしょうかね。

 なお、webでトンパを検索していたら、優秀なページがいくつもあり、一番気に入ったのが雲南納西族トンパ文字でした。また、古代エジプトのヒエログリフについてもwebで閲覧してみました。こちらもいろいろなページが運営されていまして、なかでも基本的なことから説明されているヒエログリフの部屋がよかったように思いました。いちど覗いてみてください。

 なるほど、納得がいきました。どうもありがとうございました。

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↑長谷川の理解が大きく外れないように、電話を切った数分後に阿部さんからmailをいただきました。そしてこの写真が添付されていて、こんな説明も添えられていました。「2000年3月に麗江古城(四方街)-世界遺産-を散策した時に、買い求めたトンパ文字の印です。名前を漢字で書いて、トンパ文字(象形文字)で彫ってもらったものです。阿と言う字は、大声で【アーッ】と叫んでいる形だそうです」
by 2006awasaya | 2007-05-07 23:35 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[35=ああ、やっぱりいいな、畑仕事]

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↑2週間前の4/21に定植したピーマン、シシトウ、トマト、キュウリの「夏野菜の手立て」を記した飯島メモ。メモと言っても模造紙ですが。

畑の知恵

 竹林コンサートから4週が経とうとしています。少し仕事が重なると、畑に出ることができません。スケジュールの立て方がヘタなんですね。
「ああ、今週末も畑に出られないのか」。
 そんな後悔ばかりが積み重なって、決して良好な状態とはいえないありさま。読書もすすまず、眠りも浅く、表情も硬くなってきているようです。
 4月21日、2週間ぶりで畑に出たら、いつものメンバーが笑顔で迎えてくれて、ああ、やっぱりいいな仲間の笑顔。いっぺんに上機嫌。
 2週間遅れで、さっそくピーマン、シシトウ、トマト、キュウリの「夏野菜」の定植をしました。実際には畝を耕して、雑草を抜き、もうそれだけでヘトヘト。そこで飯島さんにむかって弱音を吐いたら、トラクターを運んできてくれて。整地してもらい、ふわふわベッド状態の畝になったところにマルチシートを被せ、穴を開けてからピーマン、シシトウ、トマト、キュウリを定植し、ビニールのトンネルで覆いました。
 このビニール覆いの作業は到底一人では無理で、マルチ掛けは阿部さんご夫妻に、トンネルは大竹さんと東海林さんに大半を手伝っていただきました。それが下に載せた写真です。
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↑このトンネルの中にはピーマン、シシトウ、トマト、キュウリが植わっています。おもに根がしっかり付くまでの風よけです。

 そして次の週に畑に出ようとしていたにもかかわらず、またまた、仕事の都合がつかず、ゴールデンウイークの後半、5/5に畑に出向いたら、冒頭に載せた「夏野菜の手立て」メモが好人舎前に貼り出されていたという訳です。
 ビニールの覆いを取り除き、指示通りに支柱を立てたり、トマトはサス(葉の付け根から出るわき芽)を欠いたり、キュウリのツルが這うためのネットを張ったりと、久しぶりの農作業を楽しみました。それが下の写真です。
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↑トンネルを取り外すと、ピーマン、シシトウ、トマト、キュウリが元気に育っていました。トマトは黄色い花をいくつも付けていて、なかにはグリーンの実を付けています。みんな元気に育ってくれればいいですね。透明のマルチシートもきちんと敷き直して、多少の風でもまくれ上がらないように、要所を留め、雑草も引き抜き、さて、あとは何を植えようか、ワクワク。右に見えている『スナックエンドウ』がかなり実を付けていて、さっそく刈りとって茹でていただきました。うまかったです。

 ところで、その作業をするために、ヒモの用意をしているところへ飯島さんが来て、眼からウロコの指摘あり。

飯島 「農作業は大半、一人でやる作業が多いんです。ですから、そのための下準備も作業をはじめる前に考えておかないといけないんですわ。どういうことかっていうと、ヒモを30センチくらいに長谷川さん、いま、切りそろえてましたが、作業がしやすいように軽く束ねておきます。そこまでは準備です。ところで、みんな30センチに切りそろえてありますが、30センチじゃ足りないときはどうするか。このビニールのヒモはそんなとき、とっても便利なんです。まず端っこに結び目を付けます。反対の端っこから半分に裂いて両端を引っ張る。こうすると倍の長さのヒモが出来る。しかもヒモの節約にもなる」
長谷川 「う! なるほど!」

 その工程を自分の畝に戻って、お隣の大内さんと再現してみました。
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↑これが30センチに切りそろえたヒモです。
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↑片方の端を結びます。
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↑もう片方を裂きます。
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↑両端を持って強く引っ張ると、2倍の長さ。結び目もきつくなってもう切れません。

 でも、大内さんは「え!長谷川さん、知らなかったの?みんな知ってますよ」って言われてしまいました。でも、ほんとうに知らなかったんです。
by 2006awasaya | 2007-05-06 19:00 | 真剣!野良仕事