<   2007年 12月 ( 3 )   > この月の画像一覧

【真剣!野良仕事】[59=ショートメール]

 12月23日(日)の夕方5:30から、船橋の「梟庭」にて、2007おいしい野菜公園「望年会」がありました。

望年会報告

 12月18日に、下記のようなmailが飯島さんから配信されました。

 一年間お世話様でした。一月に「おいしい野菜公園2007」が生まれ、味噌仕込み、こんにゃく、コンサート、田植え、ジャガイモ掘り、オクラ、焼き芋、虫取り、長野研修、りんご狩り、ロゴと、あっという間でした。
 いい皆さんがまた増えました。これは年を越す前に宴席を設けなくてはということです。皆さん集まると、語ると、新しい何かがみつけられます。よろしく。
 田舎の学校07年生、ハーブ教室、オーナー区画、の皆さんお気軽にぜひどうぞ。研修生は無料です。メールが届かない方に声をかけてください。
 うれしくて、今晩は寝付けない感じです。明日はブロッコリーを植え、虫取りをした飯山満南小三年生の子供たちにブロッコリーを届け、お昼は給食にお呼ばれしています。子供の時代に給食の経験がなく、ドキドキです。


 これに呼応して参加出席mailが飛び交いましたが、すでに先約がある故に出席かなわぬmailも多々あり、昨夜の「望年会」となった次第です。おいしいしゃぶしゃぶでビールがぶがぶ。ああ、いい望年会でした。

 その席で決まったことのいくつかを。
・竜平さんと山田さんをサポートするポジショニングで坂本さんがメンバーへの発信人となり、企画運営を面倒見る。ま、いってみれば事務局の運営の面倒を見てもらえそうなこと。さらに会則などももう一度検討してくれる事。
・mail管理人の鷹島さんがホームページ作成の実行担当を引き受けてくれたこと。
 その他、いろいろな要望事項のなかで、坂本さんのブログにたどり着けない、松本さんのブログが開かないといった声があり、以下にアドレスをつけました。→をつけた色の変わった「坂本さんのブログ」「松本さんのブログ」をクリックするとそのブログにアクセスでします。

坂本さんのブログアドレス
http://karamatsu.cocolog-nifty.com/blog/
坂本さんのブログ

松本さんのブログアドレス
http://blogs.yahoo.co.jp/yutakafarm2006
松本さんのブログ

 ああ、これでも精いっぱいのショートメール。「真剣! 野良仕事」の文が長過ぎてかなわぬとの異見を反映して、写真も添えぬ精いっぱいの短さ、お察しください。
by 2006awasaya | 2007-12-24 08:44 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[58=五輪久保のリンゴ]

f0099060_15102084.jpg

↑五輪久保のリンゴ農家、柳沢隆さんご夫妻。
f0099060_15104854.jpg

↑接ぎ木部分です。台木はマルバカイドウですが、ミツバカイドウも台木には使っているとか。

本気でおいしかった五輪久保のリンゴ

 うらうらとした小春日和の日曜日(2007.12.9)。1カ月前のリンゴ狩りについて書き込んでおきます。忙しさにめげて、ついつい書き込みが遅れましたが、これ以上放っておくと、リンゴ狩りに行ったことすら忘れてしまいますので。

 さて、今シーズンは2回もリンゴ狩りに行ってしまいました!
 1回目は11月11日(日)。群馬県川場村の宮田リンゴ園には、もうかれこれ10年になりますが、家族で行ったり、友人といっしょに行ったりと、リンゴ狩りは我が家の秋の定例行事。川場村のリンゴは群馬県が誇る品種「陽光」で、香りも味も、甘みも素晴らしく、研究熱心な宮田さんの管理が行き届いているせいか、はずれ年がないのがむしろ不思議なくらい。

 生憎の雨の中、妻のご両親、妻の妹一家と前夜から合流し、総勢9人で刈り取り作業にかかり、なれた作業ですからわずか30分で約250個をもぎ取り、現地で半数を知り合いに発送、半数を両家で分けて、意気揚々と引き上げてきました。

 宮田リンゴ園のご近所に昨年、おいしいおそば屋さん「たかはし」ができたので、今年も立ち寄って、腰のある細打ちそばを味わい、道の駅かわばでヨーグルトや野菜類をショッピング。途中、鶴ヶ島で食事をとり、関越で帰ってきましたが、なんとその2週間後にもう一度リンゴ狩りに行くことになるとは! ま、リンゴを食べていれば風邪も引かないと言われていることだし、家の中にリンゴがごろごろ転がっている幸せはなにものにも代え難い!

 さて、2回目は11月24日(土)。朝6時30分に船橋駅北口に集合し、車3台に分乗し、京葉道路、首都高、外環、関越、藤岡ジャンクション、長野道を走り、途中、小諸の「そば七」でお昼をとり、飯島さんの乗る車を先導に、長野県立科町五輪久保へ、柳沢隆さんが経営するリンゴ農家へ。

f0099060_15112864.jpg

↑参加メンバーはリンゴ狩りがはじめてなので、リンゴのもぎ方を柳沢さん(中央こちら向き)に教えてもらっているシーン。「リンゴをこうして持って、軽くリンゴのお尻を上の方に持っていくとパキッと実が離れます。無理にねじったり、回転させたり、引っ張ったりしなくても、容易にもげます。やってみてください」

 飯島さんに案内されるままに柳沢リンゴ園に入っていく。リンゴ園は平坦地ではなく、斜面になっており、結構大きな樹形のリンゴが多い。リンゴの収穫期としては最終期で、周辺の各リンゴ農家では、電柱工事など高所に作業員をリフティングできる油圧式昇降ステージを持つパワービークルを使って、この背の高い樹高もものともせずに収穫作業をしているが、案内された柳沢リンゴ園では木製の脚立を使っての人手作業。たとえ便利な道具が開発されようとも、連綿と使ってきた道具は使えなくなるまでしっかりと使い切る、そんな頑固な意思を感じた。それにしても五輪久保のリンゴ農家が栽培するリンゴの樹形は大きい。先々週、群馬県の川場村でリンゴ狩りをしてきた目には、余計に大きく見える。
 そのことを含め、いいチャンスなので、かねて疑問に思っていたことなどを柳沢隆さんに聞いてみました。

長谷川 群馬県川場村のリンゴ園に毎年行ってリンゴ狩りをしてくるんですが、そのリンゴの木に比べて、こちらの木はずいぶん大きいように見えるのですが、地域によって、樹形に違いはあるんでしょうか。
柳 沢 他所のことはあまり知らないんですが、確かにうちのリンゴの木は枝振りが大きいですね。
長谷川 この木でだいたいいくつくらい、実をつけているんですか。
柳 沢 さあ、どれくらいでしょうかね。700から800くらいかな。
長谷川 うわあ、そんなにつけているんですか。ボク、群馬県川場村のリンゴ園に1本だけオーナー制度で持っているんです。リンゴの実の直径も大体同じくらいの大きさですが、300手前ってところです。樹形もこの木に比べたらずっと小さいですし。ところで、根っこのところが膨らんでいるのはなんですか。
柳 沢 木を接いだところです。台木はマルバカイドウ、リンゴは津軽です。リンゴの木は本来は背が高い樹形になるので、管理しやすいように背の低い樹形、専門用語で「矮化栽培」というのですが、栽培しやすいように背を低くしたり、品種を改良したり、恐ろしく手間がかかる。
長谷川 そうそう、さっき剥いて食べたんですが、おそろしくうまかった。味が濃いって感じがしたんですが、それは葉を摘まないで樹上で成熟を待ったからなんですか。
柳 沢 ええ。真っ赤なリンゴじゃないと売れないので、お日様がよく当たるように葉を摘むんです。それに葉を摘むと、リンゴに葉が当たらず、リンゴを傷つけないので、きれいなリンゴができるんですが、それがたいへんで。
長谷川 え! 真っ赤なリンゴが甘いリンゴじゃないんですか?
柳 沢 ええ。色と味はあまり関係ないんじゃないかなあ。葉っぱから栄養が行くので、葉の数が少ないとうまいリンゴにはなりません。でも、見ての通り、この木は葉摘まずリンゴなので、冴えない色をしてますが、うまいです。
長谷川 さっきいただきましたが、確かにうまかったです。しかも蜜入りで。
柳 沢 あはは。みなさん、蜜入りリンゴと言いますが、本当はあの部分は蜜じゃないんですよ。芯に近いミツの部分よりも皮に近い部分の方が甘いんです。
長谷川 ええ、そうなんですか。それじゃあ、根拠のないことにとらわれていて、頓珍漢な品定めをしていたって訳ですか。そういうことでいうと、一度聞いてみたかったんですが、「甘いリンゴですね」といわれるのと、「おいしいリンゴですね」といわれるのと、作り手としてどちらが嬉しいものなんでしょうか。
柳 沢 そりゃあ「おいしいリンゴですね」といわれるほうが格段に嬉しいですね。甘みだけじゃなく、香りも酸味もしっかり残っているリンゴの方がうまいですから。

 いやあ、そういうもんだよな。

 春先のリンゴ園は桜の開花より凄絶な美しさだったことを思い出し、30年ほど前に信州飯田のリンゴ農家で耳かきに似た綿毛に花粉をつけて受粉作業をしたことなどを柳沢さんにお話ししたら、「いまではそうした受粉作業はマルコバチに任せていますから」と、養蜂業者が大変な作業を請け負ってくれていることなど、最新の事情を教えていただきました。
 
 ただし、接ぎ木と蜜入りについては、家に帰ってからもまだ納得できていなくて、webでもう一度調べ直してみました。とかく浅い理解は誤解のもと。
 リンゴの接ぎ木に付いてはリンゴの台木がよく分かる説明をしてくれていましたので、チェックしてみてください。
 また、蜜入りリンゴについては蜜入りリンゴのページがボクにはよく納得できたので、覗いてみてください。

 それにしても、蜜入りだからうまいと思っていた自分の浅はかさ!
 でもですね、農家の方って、ボクら素人の思い込みをもっともっと糾してほしいな。

f0099060_15121374.jpg

↑リンゴ収穫後にお茶を呼ばれましたが、その席に出された焼き芋のおいしかったこと。飯島さんに持ってもらってワンカット、写真に撮りましたが、どうしたら、こんなにおいしい焼き芋ができるんだろう。それこそ、蜜入り焼き芋! 何遍も柳沢さんの奥さんに聞いたんですが、理解ができなかった。分かっていることだけをここにメモしておくと、芋は金時で、それをアルミホイールにくるんで信州名物のオヤキを作る要領で囲炉裏の灰の中に投げ込んでおく。ただそれだけと言われたんですが。大きな声じゃいえませんが、本当は五輪久保の「葉摘まずリンゴ」よりもこの焼き芋に感動! 別の機会にもう一度作り方を教えてもらいにいこう。
f0099060_15123897.jpg

↑このメンバーでリンゴを収穫してきました。総勢12名。ただし、この写真には撮影者門脇さんが写っていません。門脇さんごめんなさい。
by 2006awasaya | 2007-12-09 15:30 | 真剣!野良仕事

【真剣!野良仕事】[57=ローゼルティー&ジャム]

2007.12.6

f0099060_15273083.jpg

↑フレッシュローゼルです。ほぼ原寸の大きさです。

高雅なハイビスカス一族のローゼル

飯 島  おいしいお茶をご馳走しますから、ちょっとそのまま待っててくれますか。

 紅茶用の透明耐熱サーバーになにやら赤い茶葉のようなものがジャンピングしています。かすかに甘酸っぱい匂いも漂ってきて、色といい匂いといい、そうか、ローズピップをご馳走してくれるのかなあと、にやにやして待っていました。
 ローズヒップって、「倹約する自分が大好き」なイギリス人好みのハーブティーで、バラの花が終わった後にできる実を乾燥させてから砕いたり粉末にしたお茶なのですが、目が覚めるほど酸っぱいんです。担いだりからかったりするのが大好きな飯島さんのことですから、きっと特別に酸っぱい新製品が手に入ったので、酸っぱさで気絶する寸前のボクの歪めた顔を見たかったのかなと、それで思わずにやにやしてしまったんです。仕掛けは割れてますよ、と。

f0099060_15282799.jpg

↑ローゼルティのさわやかな赤です。これでフレッシュローゼル3個分です。熱湯をそそいでおよそ3分でこの色。

飯 島  これ、なんだか分かりますか。
長谷川  色も匂いもローズヒップですかね、さて、飲んでみないと分からないなあ。うーん。あれれ、違うなあ。和製ローズヒップって感じかなあ。なんなんだろう、少しばかり梅干しみたいな味も舌の奥に感じるなあ。
飯 島  ローゼルって言うんです。ハーブティの専門店なんかでは、乾燥させたものを売ってるんだそうですが、これはフレッシュな生のローゼル。畑の仲間で沖縄出身の上原さん、いますよね。その上原さんの妹さん、沖縄で「みどり農園」をやってる新里みどりさんが送ってくれたんです。おいしいでしょ。よかったらお裾分けしますから、ジャム、作ってみません?
長谷川  うわあ、嬉しい。じゃあ、さっそく作ってみよう。
飯 島  新里さんからのメッセージがあるので、それを参考にしてください。ジャムの作り方もしっかり書いてありますから。

 とにかくはじめて聞く名前だったので、帰ってwebでさっそく調べてみました。
 ローゼル、ローゼル、と。

 飯島さんによると、今年の夏、みんなで携わったオクラも同じ仲間で、オクラやハイビスカス同様の花をつけるそうですが、そのローゼルの花がきれいに紹介されていたのがヒロガーデンでした。ローゼルのジャムの作り方を克明に紹介してあったのが漢方薬のきぐすり.comで、とても参考になりましたが、さらに一歩踏みこんだ内容のホームページがケシの花よりケナフの花をというNPO法人日本ケナフ開発機構のページでした。
 このページにはローゼルについて詳しく説明されていて、タイ王室では国賓をもてなすときにこのローゼルティーが出されると書いてあり、うーん、そうか、日本の「皇室と菊」の関係なのかなと、ちょっと及び腰になったくらい。

f0099060_15351663.jpg

↑右のお皿に苞とガク、左のお皿にタネ。ジャム作りの材料の下拵え。

 さっそくジャムを作ってみました。
 さっと水洗いしてから直径30センチのお皿にあけます。およそ50個。使う部分は苞とガク。中の種は「漢方薬のきぐすり.com」によると乾燥させると自然にはじけて種が出てくると説明がありましたので、これは自宅のプランターで試してみようと、いま、陰干中です。
 苞とガクを微塵に切ってから小さめのパンに入れ、食べ残しのリンゴが半分ほどありましたので、新里さんのコメントに「少し量を増やしたいときにはリンゴを足すとよいでしょう」と書いてありましたとおりに、卸し金で擦り卸して加え、砂糖を大さじ3ほど投入し、ついでにバーボンもドクドクとダブルで入れ、強火で2分ほど。すると全体が溶け出してきました。微塵にカットしなくても、種を抜いた状態のまま、ザク切りにしたフレッシュローゼルでもよかったんですが、なにごともさまざまにチャレンジしてみるのが好きでして。
 味加減を見ながら、砂糖を大さじ1追加し、ぷすぷすと音を立て始めましたので、火を止めて出来上がり。甘酸っぱい匂いが部屋いっぱい。下拵えからジャムの出来上がりまで、およそ15分。
f0099060_15355097.jpg

↑出来上がったローゼルジャム。イチゴのジャムを作ったとき、つぶつぶが入れ歯の奥に入り込んで、痛くて痛くて食べられなかったと亡くなった母がよくこぼしていたことを思い出しました。このローゼルジャムなら、入れ歯のヒトでも文句なしに味わえます。かくいう長谷川も部分入れ歯なんで、入れ歯と歯肉のわずかな隙間に入り込む微細な部分についての配慮、気配りにこそ真心がこもるんだと言うことをつい最近、分かるようになりましたんです。

 ローゼルジャムを冷ましてからヨーグルトにのせ、結構おいしくいただきました。実は前の週末に海坂藩作事奉行の阿部さんの奥様から、土佐馬路村のユズで作ったユズジャムをいただいていましたので、美味しいものは美味しいものといっしょに。ユズとローゼルの香りで、ひどく寒い日でしたが、数瞬、上機嫌のアフタヌーンティタイム。今度はバーボンの代わりに泡盛を入れて作ってみよう。

f0099060_15361963.jpg

↑ローゼルジャムと馬路村ユズジャムのヨーグルト。日だまりのアフタヌーンティタイム。お茶は80年もの(本当かなあ)のプーアール、本は浅田次郎さんの『輪違屋糸里』の上を読みながら。
by 2006awasaya | 2007-12-06 15:44 | 真剣!野良仕事