2009.10.6(火)
↑阿部さんからいただいた庄内柿の絵手紙
季節のお便り
畑の仲間で海坂藩作事奉行の風格がある阿部さん。先週、鈴なりの冬瓜の棚から大きめの冬瓜を1つ頂戴して、さっそくに煮物にしていただきました。ありがとうございました。その阿部さんの奥さまから、円い絵手紙をいただきました。季節の便りって、しみじみ嬉しいものです。描かれていたのはご出身地自慢の庄内柿、でしょうね。四角くってタネがない柿。いまでこそ、ブドウもタネなしが主流になっていますが、庄内柿はずっと以前からタネなしですよね。おまけに甘いのなんの。ごしごしやるだけでピッカピカの艶!
こんな季節の便りが絵手紙で描けるなんて、ほんとうに羨ましい。
ボク、石ころ拾いに夢中でして、旅先とかお散歩中とか立ち寄り先で拾った石ころの中から、気に入った石ころはお宝として、スケッチブックに描いて記憶にとどめようとしています。動くものだったり、季節感のあるものは描けないんですが、石はじっとしていますから、なんとか描き写すことができるのです。
「来週、東欧に行くんです」なんて聞くと、ついつい、「ベルリンにも寄りますかね」なんて旅程を訪ねて、「もし、もしですよ、ベルリンなんかに途中下車する予定があるんでしたら、ベルリンの壁の破片なんか、拾ってきてくれると、サイコーなんですが」と、お土産のおねだりをしたり。
そうした声掛けが功を奏して、「スペインに行ってきました。これアルハンブラ宮殿の中庭に落ちていた石です」とか、「仕事で鹿児島に行ってたんですけど、ちょうど桜島の噴火で、噴石が飛んできて。それで長谷川サン、石というだけで目の色変えちゃうって言うから。その激変ぶり、実際に見てみたくて。これなんですが」と、小指の先くらいの大きさの、コークスのような小石を目の前に差し出しては、こちらの表情の窯変をチェックされたり。
そんなこんなで、拾い集めたり、お土産でいただいたものの中から、暇を見ては丹念にスケッチブックに描き溜めています。そのなかから、お気に入りのスケッチをスキャンしてみました。
ご笑覧ください。
↑もう10年も前に天龍寺で拾った石
↑もう20年も前にもらったベルリンの壁の破片
↑韓国の慶州・仏国寺の最奥にある観音院の境内に落ちていた釘